保存の効く缶詰が人気です。魚の缶詰というとツナ缶が有名ですが、実はシェアナンバーワンはサバ缶で、近頃大人気なのです。骨も取り去り、身の部分だけが詰まった缶詰は、便利アイテム。そんな魚の缶詰のオシャレでおいしい調理法にはどんなものがあるのでしょうか。
ツナには2種類ある
大人になるまで知らなかったのですが、実はツナ缶には2種類あります。ツナと言えば普通はマグロを意味するのですが、シーチキンだとシーチキンフレークと書かれているものはマグロです。そしてシーチキンマイルドと描かれている缶詰の中には、実はカツオが入っているのです。マグロとカツオは種族が同じため、どちらもツナなのだとか。
実際、2つの缶を買って試してみたのですが、マグロのほうが少し脂身があり、カツオのほうがややさっぱりしている感じがしました(あくまで個人の感想です)。個人的にはカツオが好みだったので、以来、ツナ缶を買うときは、カツオが入っているほうを選ぶようにしています。何に使っているかというと何と肉じゃがなのです。レシピ本で「ツナ味噌肉じゃが」というものを作ったらとても美味しくてハマってしまいました。ツナとじゃがいもの味のハーモニーがボリューミーだしかなりオススメです。
魚缶にチーズで臭み消し
『LDK』2019年5月号では魚の缶詰のアレンジ方法などを特集しています。中でもなるほどなと思ったのは、魚の缶詰を使った料理にチーズをプラスするというもの。独特の臭みもチーズがかかっていると気にならなくなるのです。記事ではトマトも足して洋風のオーブン焼きにしていて、かなり美味しそうです。
サバのラタトゥイユで深み
また、サバみそ煮缶で作るラタトゥイユも、とても美味しそうです。あえて欧風料理にサバの、しかもみそ煮缶を使うところが斬新。でも確かに味噌はこくが出るし、味わい深い一品になるのかもしれません。材料もサバ缶とトマト缶があれば、あとは野菜を入れて煮込めばいいのです。
魚缶ギョーザが新鮮
そして、サバ缶で作ったギョーザも紹介されていました。ギョーザの材料をひき肉からサバ缶に変えればいいのです。記事では「豚肉よりもあっさりした味でヘルシー」と書かれていました。サバだけじゃなく、サケ缶やツナ缶でも応用できそうだし、作って試してみたくなる一品です。
魚の缶詰が家にあると便利だけど、レシピがなかなか思い浮かばず、いつも同じメニューになりがちという人は、普段は肉で作っているメニューを、魚缶に変えたら新鮮な味わいになりそうで、楽しみです。