新年会続きで、胃腸はすっかりお疲れモード。
それなのに冷蔵庫を開ければ、お正月のおせち料理がまだどっさり残っている。
さすがに困った、もう食べきれない……と嘆き悲しむ皆様!
安心してください。そんな時には『お粥』の出番です。
七草粥に、生姜をひと手間加えて
お米とご飯で作るお粥は、消化しやすく体にやさしい一品です。
またお粥の中にしょうがを入れることで、胃腸の消化機能そのものもアップ!特に寒いこの季節は、体の内側からポカポカと温めることもできちゃいます。これなら、体の内側から元気を回復しそうですね。
お粥のトッピングで、おせちをリメイク!
おせち料理で使った食材は、胃腸の状態に合わせて刻んでお粥にトッピングすれば簡単にリメイクすることができます。
難しいテクニックは、一切不要。
彩りも良くなり、無理なくおせち料理を食べきることができます。
お粥は、ご飯から作る時短派バージョンです。疲れ切った胃に、すぅ〜っと染み渡りますよ!
胃を休める、エビ入り中華粥レシピ
- 【材料(1人分)】
中華スープ:400cc
ご飯:茶碗1杯分
しょうが:1かけ
青ねぎ:適量
塩:少々
ごま油:少々
エビなど、おせち料理の残り物:お好みで
1:ねぎは細かく刻み、しょうがはすりおろす。エビは、殻をむき食べやすい大きさに切る。
2:鍋に中華スープ入れ、煮立ったらご飯を加え、中火で10分ほど煮る。
3:2にしょうがとねぎを加え、エビと一緒に器に盛り付ける。仕上げに、ごま油をかける。
- 大きな具材は、刻んだりスライスすることで食べやすくなります。お好みで松の実やクコの実を散らすと、さらに風味がよくなります。
- 栗きんとんや黒豆をお粥のトッピングにする時は、水とご飯を使ったお粥(白がゆ)でもおいしくいただけます。
エビは、疲労困憊したカラダの応援食材だった!
プリプリっと弾ける食感がたまらないエビ。おせち料理でも使われていますが、このエビにはタウリンというアミノ酸の一種が含まれています。
実はタウリンには、血中コレステロールを抑え動脈硬化を予防する働きがあります。
さらに肝機能を高める作用もあり、年始早々疲れ切った胃腸にとってはありがた〜い栄養素だったのです!
血液にも肝臓にも優しいエビ。長寿を願うおせち料理に加えられるのも、納得ですね。
エビフライ、エビマヨ、エビチリ、ガーリックシュリンプ……とエビと聞けば思いつくものは、すべてギトギトの油っこいものばかり。
そんな人こそ、まずはお粥を食べて体の内側からリセット!
ついつい忙しい時にはサボりがちな体のメンテナンスも含めて、この時期はお粥を食べながら、ゆっくり胃腸の回復を待ちたいですね。
七草粥にひと手間加えたりして、ぜひ“お粥”を楽しんでみて下さい。