雑誌『広告』最新号の特集は「虚実」「ディズニーランドの虚構と現実」「プロレスとは何だろうか?」など全24記事

2022/03/01
佐藤 勇馬

博報堂が発行する雑誌『広告』の最新号が3月1日に発売されます。これまでさまざまな仕掛けで反響を呼んできた同誌が約1年におよぶ構想・制作期間を経て、新たな問題提起をしています。価格は税込1600円。

雑誌『広告』は2019年のリニューアル創刊以来、その販売方法を通して特集にまつわる疑問を投げかけてきました。

「価値」を特集した第1号は、全680ページの分厚さなのに「価格1円(税込み)」で販売。「著作」をテーマにした第2号は、「オリジナル版・2,000円」とオリジナル版をコピーして制作した「コピー版・200円」を同時発売しました。

「流通」を特集した第3号では、独自開発の段ボール装の表紙に書店ごとに異なる全255種類の流通経路を記載。こうした取り組みにより、2020年度、2021年度ともに著名な広告賞などを受賞してきました。

今回発売される最新号は、全体テーマである「いいものをつくる、とは何か?」を思索する第四弾として「虚実」を特集。嘘と本当、フィクションとリアリティ、イメージと実体、バーチャルとリアルなど、虚と実を二項対立ではなく、混ざり合い作用し合う“化合物”ととらえ、さまざまな視点を提示しています。

内容は「虚実と世界〜哲学者 清水高志×『広告』編集長 小野直紀」「『虚』の『構築』について〜まんが原作者 大塚英志インタビュー」「ディズニーランドの虚構と現実」「プロレスとは何だろうか?」など、全24記事がラインアップされています。

また、noteの『広告』アカウント(https://note.com/notes/n6f4851c517d1)にて、編集長による巻頭メッセージが公開されています。

同誌は全国の書店およびオンラインショップ等で販売。詳細は公式サイトで確認できます。

『広告』ウェブサイト:https://kohkoku.jp/

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佐藤 勇馬
この記事を書いた人

佐藤 勇馬

新宿・大久保在住のフリーライター。個人ニュースサイト運営中の2004年ごろに商業誌にスカウトされて以来、芸能、事件、ネットの話題、サブカル、漫画、プロレスなど幅広い分野で記事や書籍を執筆。著書に「ケータイ廃人」(データハウス)「新潟あるある」(TOブックス)など。 Twitter:ローリングクレイドル

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