自己肯定感が高い人はどんな人?自分で自分を褒めて伸ばす「自己肯定」の時代へ。

2020/10/14
内藤 みか

SNSで大勢からいいねを受ける「承認欲求」の時代から、自分で自分を褒めて伸ばす「自己肯定」の時代へと時代は大きく変化しています。では、自己肯定感が高い人とは、どのような人なのでしょうか。

コロナ禍で「いいね」より「再生回数」に

以前よりInstagramがいいねの数の表示を廃止したりと、人からのいいねの多い少ないを気にする傾向は減少傾向にありました。また、動画ブーム到来もあり、話題になる事柄がいいねの数より再生回数へとシフトしています。

特にコロナ禍で自宅で動画コンテンツを観る人が増えたため、動画の再生回数が取りざたされることが増えました。YouTubeにもいいね数やフォロワー数の表示がありますが、それよりも再生回数のほうを人々は重視しています。再生回数の多さはそのまま収入にも直結するからなのでしょう。

大勢のいいねより、繰り返し愛されるものを

動画や写真を見た後に「いいね」を押さない人は大勢います。私もそのひとりです。「いいね」を押したいけれど、自分がいいねした記録が残ってしまうのは恥ずかしい」時もあるからです。こうした恥ずかしがり屋のいいねスルー組の存在も、再生回数でならしっかりカウントされるので、より公平になったと言えるかもしれません。

けれど、動画回数が上がっても視聴者が「いいね」と思っているかどうかは配信者にはわかりません。炎上ネタとして再生回数が上がる場合もあるからです。なので配信者は人からの承認ではなく、自分で自分を肯定していく必要があります。今回の動画はここを頑張った!などと自分で自分を褒めるなどのセルフマネジメント力は持ったほうがいいでしょう。

自己肯定感があれば、一喜一憂しない。

『ESSE』2019年11月号では「自己肯定感の育てかた」という記事があります。心理カウンセラーの大嶋信頼さんによると、自己肯定感は高い方がラクに過ごせるのだそうです。「人の顔色ばかりきにする人生よりも、自分の幸せを追いかけるほうに集中して生きたほうが楽しい」という言葉には、ハッとさせられます。

記事によると、自己肯定感が高い人は「切り替え上手で、自分も他人もハッピーにできる」タイプなのだとか。楽しい動画を配信しているYouTuberは、自己肯定感が高い人が大勢いそうです。新しい時代の先端を行っている配信者たちの感覚を知りたくて、私たちは動画サイトに何度もアクセスしているのかもしれません。

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内藤 みか
この記事を書いた人

内藤 みか

作家/脚本家/イケメン評論家。著書80冊以上。ケータイ小説時代から電子書籍の自著も多数。脚本担当のラジオドラマ『婚活バスは、ふるさとへ』(YBS)が文化庁芸術祭優秀賞&日本民間放送連盟賞優秀賞。 ツイッター https://twitter.com/micanaitoh ブログ https://plaza.rakuten.co.jp/micanaitoh/

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