だれでもなる可能性がある肥満。最近では「隠れ肥満」なんてものもあり、見た目はシュッとしても実は脂肪だらけだった……なんて落ち込む方もいらっしゃいます。
実は、肥満はボケを誘発するという恐ろしいリスクがあるのです。そこで今回は、運動で脳トレし、いつまでも若々しい肉体と冴えた脳を維持する習慣についてご紹介します!
肥満はアルツハイマー並に脳を委縮させる
「肥満はボケる」と聞くと「本当か?」と思いますが、これが本当なのです。オーストラリア国立大学ニコラス・チェルビンの研究結果によれば、肥満(BMI24オーバー)だと1年ごとに2%脳が委縮することがわかっています。さて、この1年ごとに2%という数値がどの程度のものかと言うと、なんとアルツハイマーに匹敵するレベル。記憶力が低下し、好奇心も薄れていってしまいます。
つまり、肥満の人はアルツハイマー並に脳の機能を衰えさせてしまっているのです。そう思うと、恐ろしくなりませんか?特にこれからも働くビジネスマンであれば脳の機能は正常に保たなければなりません。「自分は太っていてもいいんだ」と気軽に片づけてしまわずに、しっかり体型管理をしましょう。
脳トレには有酸素運動が有効
有酸素運動により海馬が肥大化することがわかっていて、それにより記憶力も高まる傾向があります。ちなみに、筋トレはそこまで脳が鍛えられないので、脳を鍛えたいのであれば有酸素運動を積極的に取り入れましょう。
なんと、10分間の早歩きでも2週間続けると脳神経が鍛えられ、6週間で認知機能が高まると言われています。忙しい方は10分間の早歩きからスタートしましょう。休日はジョギングをするなど、もう少し長時間運動するのがオススメです。
また、10分間の早歩きですら難しいという方は、自然の中を5分間歩くだけでも大丈夫。グリーンエクササイズは心身をリフレッシュする効果があります。5分以上やった場合も効果はあまり変わらないとも言われているので、短時間のエクササイズとして効果的です。