寒さが身に染みるこの季節。人と人とのつながりを感じるイベントいえば冬の風物詩「もちつき大会」ではないでしょうか?
先日、埼玉工業大学の留学生支援センター・教学部学生課が主催する「学生・留学生もちつき大会」が大学構内の軽食堂「カフェロータス」(31号館)で開催され、編集部も参加してきましたよ!
今年で8回目となる「学生・留学生もちつき大会」は留学生担当の教職員が発起人となり、同大学に通う留学生たちに餅つきを通して日本の文化に触れてもらい、日本人学生との絆を深めて欲しいと企画されたものです。
当日は小島 進深谷市長をはじめ、深谷市国際交流地域連絡協議会や商工会議所、福祉協議会など深谷市ゆかりの多くの団体が参加。商店会の女将さん達で結成された「ふかやおかみさん会」の手によって、つきたての餅や深谷市名物の「煮ぼうとう」がふるまわれました。
写真)さすがは小島市長。杵を振り下ろす“腰”の入り方がちがいます。
会場は杵で餅をつくポーン!という景気の良い音や掛け声が響き、終始、華やか雰囲気に。餅つきに挑戦した留学生らは「まっすぐに杵を下すのが難しかった」や「筋肉痛になるかも。食べているほうが良いね~」と話し、参加者らと笑いあう姿が印象的でした。
写真)意外と杵が重い?留学生が初の餅つきに挑戦!
埼玉工業大学では、中国やサウジアラビア、ベトナムといったアジア周辺地域を中心に200名あまりの留学生が学んでいます。同大学は、現在、中国の4大学とベトナムの2大学と国際交流協定を結んでおり、留学生の受入れなどはもちろんのこと、研究活動における連携や文化的な交流活動なども実施しています。
写真)つきたての日本流“餅”に興味深々の留学生の皆さん。
「学生・留学生もちつき大会」が、ちょうど春節(旧正月)の時期に重なった中国の留学生からは「試験で忙しいので夏休みに帰省する。日本の餅つきで正月祝いができて嬉しい」といった声も聞かれました。
深谷市とも交流!地域密着型のイベントに
埼玉工業大学では地元地域との交流や絆を大切にしています。学生や留学生が深谷市をはじめ県内に就職する率も高く、小島深谷市長は「これを機に深谷の良いところを知ってほしい」と挨拶。
この日の野菜はすべて地元のものを使用。納豆、大根おろし、きなこ、餡などと絡めた餅とともに深谷名産、深谷ネギがたっぷりと入れられた栄養満点の「煮ぼうとう」が参加者の冷えた身体を温めました。
写真)「ふかやおかみさん会」の皆さん。
写真)10㎏の「ほうとう」。寒空の下、湯気がたち美味しそうです。
写真)つきたての餅は柔らかく、水分を含むと口のなかでトロリと溶けます。
写真)地元名産「深谷ネギ」!
写真)用意された餅米は50㎏。もはや餅に見えないくらいの量でした!
写真)朝8時から仕込みの手伝いをしていたというボランティアの学生さん。「留学生だけでなく地元の方々とも交流できたのが楽しかった」と話してくれました。
カフェ内に並べられたつきたての餅は、「こんなに餅があるのを初めて見た」「つきたてマジ旨い!」など留学生だけでなく日本人学生にも好評で、定期試験結果の発表日とも重なったこともあり、昼時には大勢の学生や教職員らでにぎわいました。