大人ニキビは思春期のニキビとは全くの別物です。10代のニキビは過剰な皮脂が毛穴をつまらせ、菌が繁殖し炎症した結果できるものですが、大人ニキビは乾燥肌の人でもできてしまいます。夏だけでなく、だんだん寒くなる秋口にできる人も多いです。
間違ったケアはニキビを悪化させる可能性もあります!大人ニキビの原因を知り、正しいケアで美肌へ導きましょう。
最大の原因はホルモンバランスの乱れ
大人ニキビができた時、まず疑うべきはホルモンバランスの乱れです。大人ニキビは男性ホルモンの増加によってできると言われていますが、不規則な生活をしていると乱れやすくなります。週末の寝だめはかえってサイクルを狂わせるので逆効果です。
また、今までと同じ生活リズムで過ごしていても、日々のストレスが溜まっていった結果、ある日突然ニキビができることもあります。そのため大人ニキビができる原因は複雑ですが、最も効果的なケア方法を3つご紹介します。
6時間以上の睡眠をとる
睡眠不足は、肌にとって最大の敵です。食事やスキンケアよりも重要で、睡眠時間が6時間以下になると一気に肌が荒れやすくなってしまいます。なぜなら、肌は寝ている間にしか再生しないからです。
眠り始めの3時間で成長ホルモンが分泌され、肌の細胞分裂が行われます。また、肌に栄養を届ける時間帯も睡眠中のため、睡眠時間が不足すると肌の再生や栄養補給が滞ってしまうのです。
ジャンクフードを食べたり食事の量を減らしたりしても翌日体調が悪くなることはめったにありませんが、睡眠不足だと体が重くなり、一日中だるく感じます。睡眠はそれだけ体に大きな影響を与えるのです。
毎日同じ時間に寝る
夜10時から明け方2時までの「ゴールデンタイム」に睡眠をとることが肌のために良いとされていますが、夜まで仕事をしているとその時間に就寝できない人も多いでしょう。一般的には、大体12時半までに就寝すればあまり問題はありません。
また、夜寝る時間を決めるのもおすすめです。寝る時間が日によって異なると、体内時計がずれてしまってホルモンバランスが乱れやすくなります。どうしても寝る時間にばらつきが出てしまうという人は、起きる時間を統一にしましょう。寝る時間が多少前後しても、体内時計をリセットしやすくなります。
和食中心の食生活に
ニキビはもともと欧米人によく見られましたが、近年の食生活の欧米化に比例して日本人でもニキビに悩む人が増えてきました。洋食は動物性脂肪が多く、体の中に余分な油が残ってニキビのもとになります。
それを回避するために、和食中心の食生活を心がけましょう。ごはんは白米より玄米がおすすめです。玄米は白米よりもローカロリーなので、おかずで栄養素を補っても食べ過ぎになりにくいからです。おかずでは食物繊維やミネラルを多く摂るようにしましょう。また、アンチエイジングのためにビタミンAとビタミンCが豊富な緑黄色野菜を摂取するのもおすすめです。