新年度が始まり、新しい職場や学校での出会いに緊張したりワクワクしたり。人は第一印象が大切。特に口元からのぞく白く美しい歯は健康的で好印象間違いなしです。
3月に入り、薬局やドラッグストアでは新しいオーラルケアの商品が続々と登場し、マガジンサミット編集部にもさまざまなオーラルケア商品の発表リリースが届いていますが、そんな時ドラッグストアで見つけてしまったのがコレ。ポーションタイプというあまり見かけない形状に魅かれて、つい手にとってしまいました。
※『アパカードディープケア』。アパガードといえば、東幹久さんと高岡早紀さんが出演していたCM(二代目は諸星和巳さんと藤原紀香さん)「芸能人は歯が命!」で有名な美白用歯磨きでは?
※箱のなから出てきたカプセル。それしてもこの形状、不思議すぎる。
※開けてみるとトロリとした乳液らしき液体が。嗅いでみると(あら?)ハミガキ粉の香りですよ。
いわばローション状の“アパガード”ということなのでしょうか。使用説明には“使う前に良く振ってください”とあります。おっと、残念……すでに開けてしまったので、歯ブラシでかき混ぜながら液体を掬うことにしました。
※本来ならば、そのまま口に含んで使うものです。
薬用ハイドロキシアパタイトって?
ハイドロキシアパタイトはリン酸カルシウムの一種。歯を構成する主成分で歯のエナメル質のなかに97%、象牙質のなかに70%ほど含まれているそうです。
日本で市販されているほとんどの歯磨き粉には、炭酸ナトリウムやケイ素系などの「研磨剤」が入っています。研磨剤は歯の表面の汚れを落としますが、ゴシゴシとこすりすぎると歯の表面を傷め、かえってステインなどが着色しやすくなると言われているそうです。
エナメル質を健康に保つことが大切
歯の審美に詳しい歯科衛生士の高井悦子氏(株式会社スマイルブランUWK代表取締役)によると、「アパガードの主成分、薬用ハイドロキシアパタイトには、むし歯の原因となる歯垢を吸着除去し、歯の表面についた目に見えない傷を埋め、エナメル質から溶け出したミネラルを補給し再石灰化作用で歯を強くする作用がある」とのこと。
薬用ハイドロキシアパタイトが含まれた磨き粉で歯を磨くことで、歯の表面を滑らかにし歯垢や着色汚れを着きにくくなるようです。また、高井氏は「着色を気にするのなら、食後の後は必ず水を飲んで“うがい”をしたり、歯の表面を乾かさないようにガムを噛んで、唾液を出すようにしたりすると良い。エナメル質を健やかな状態に保つことで大切」と話し、アドバイスしています。
『アパカードディープケア』のどこがディープなのか
公式HPによると、通常の歯磨きの後や就寝前などに利用すると良いようです。粘り気のある液体のためペースト状の歯磨き粉よりも口腔内で拡がりやすく、歯と歯の間など磨きにくいところにもゆきわたりそうですね。
※HP http://www.apagard.com/ トリートメントをという提案は、ありそうでなかったかも。ヘアケアやスキンケアみたい!
一週間ほど使ってみて、あくまで個人的な感想ですが、歯が白くなったという感じはしませんでした。(たった一週間で歯が真っ白になるのは怖い気もします…)ただ、磨いたあとの歯のツルツル感が気持ち良く、朝、目覚めた時の口のなかの粘りが減った気がします。
※この形態だと、ポーチに入れての持ち運びが便利かも。
まるでコスメみたいなカタチの『アパカードディープケア』ですが、箱書きには“医薬部外品”とあります。ちなみに「液体歯磨き」は薬用成分が入っていれば“医薬部外品”、入っていなければ“化粧品”に分類されます。化粧品に分類された場合は「洗口液」として発売されます。(洗口液でも、薬用成分が入っていれば“医薬部外品”あつかい)。いつも何気なくお世話になっている歯磨き粉ですが、調べると色々と興味深いですね。