
9月13日(土)から21日(日)までの9日間、陸上競技の世界大会「東京2025世界陸上」が国立競技場で開催。大会期間中、東京都は国立競技場外構部のステージエリアと都立明治公園のパークエリアにおいて、世界陸上盛り上げイベント「TOKYO FORWARD 2025 for 世界陸上」を実施されている。

ステージエリアでは、プロランナーの大迫傑選手など豪華アスリートによるトークショー、Little Glee Monsterのスペシャルライブのほか、書道、和楽器、殺陣といったJAPANエンターテインメントを体感できるさまざまなステージプログラムが展開。
パークエリアでは、AIで運動能力を測定し、どのスポーツに向いているかを提案する「DigSports」をはじめとしたスポーツ体験や、「東京2025世界陸上」マスコット「りくワン」のグリーティング、手裏剣投げなどの江戸っ子縁日、東京産食材を使用したキッチンカーなど、大人から子どもまでみんなで楽しめるコンテンツが明治公園で展開されていた。

取材にうかがった15日(月)は、ステージエリアにて「東京YOSAKOIチーム 燦-SUN-」による祭りパフォーマンスが行われていた。「東京YOSAKOIチーム 燦-SUN-」は、関東を中心に活動していて今年で結成13年目を迎える。池袋駅周辺を中心に行われる「東京よさこい」で2連覇を達成するなど、地元東京を代表するよさこいチームといえる。
特設ステージ上に「東京YOSAKOIチーム 燦-SUN-」のメンバーが登場し、1曲目は「東京よさこい総踊り~ひふみ」で踊りを披露。「わっしょい」や「よさこい」などの掛け声とともに祭りを感じさせる力強い踊りを見せた。

2曲目はチーム結成10年目を記念した楽曲であり、コロナ禍のタイミングということもあり「火を絶やさず燃やしていこう」というメッセージが込められた「燦仁-SUNJIN-」を踊った。曲の途中、3拍子のタイミングでは観客も共に拍手をして踊りに参加していた。
3曲目は「正調よさこい鳴子踊り」のタイミングで踊りのレクチャータイムが始まった。稲穂をイメージして腕を上で揺らすなどの指導があり、いざ楽曲がかかると、ステージエリアに集まった観客もチームと共によさこいを踊っていた。「東京YOSAKOIチーム 燦-SUN-」のパフォーマンスは全4曲行われ、後半は観客も一緒になってよさこいを踊り、大いに盛り上がったステージとなった。

都立明治公園のパークエリアには、祝日ということもあり多くの子連れ客などが訪れていて、「縁日(スーパーボールすくい、水鉄砲射的など)」や「的当て!やわらかやり投げ」「モルック体験」などの人気コンテンツは30分待ちになるほどの盛況っぷりだった。
「街なかパラスポット」というパラスポーツを体験できるブースには、実物のレース用車いすが設置されていて、乗ることもできるという貴重なスポットになっていた。「東京グリーンビズ」のブースでは、都内の「緑」のスポットを訪れてポイントをもらうというチャレンジなどの紹介や、多摩産材で作られたカプセルトイが設置されているなど、東京の自然に触れるきっかけとなっていた。
