
株式会社ファミリーマートは、今年2月にファミリーマートの”おむすびアンバサダー”に就任した大谷翔平選手とともに、こどもたちのための社会貢献活動「スマイルおむすびプロジェクト」を開始。
このプロジェクトでは、大谷選手のパッケージで目を引く「大きなおむすび 僕の梅おかか」の売上の一部をこども食堂支援活動に取り組む「認定 NPO 法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ」への寄付に活用するほか、野球やサッカー、吹奏楽部など部活動を行っている全国の児童・生徒たちにおむすびを差し入れ、活動の支援に活用している。

そして、スポーツの日の前日、2025年10月12日(日)に、「スマイルおむすびプロジェクト」おむすび贈呈式が行われた。今回、見事に選ばれた東京三育小学校 サッカー部へサプライズでおむすびの差し入れがあり実際に見てきたので様子をレポート。

部活の選定については、2025年7月1日(火)から7月21日(月)までの応募期間中に、全国から多数の応募があり、その中から活動内容や想いなどをしっかり見て、厳正なる選考を経て17校を決定。この17は大谷選手の背番号にちなんでいる。

今回選ばれた東京三育小学校のサッカー部はこの学校の教師でもあり、部活の監督の中村 淳さんが偶然にネットで見かけて応募。児童が合計100人と小さな学校のため、休み時間は1年生から6年生までみんな混ざって校庭で遊ぶのが日課だった。そんな中、コロナ禍で分散登校や休み時間も学年ごとになってしまい他学年との交流が少なくなってしまった。それが続いたことで生徒も寂しそうだったので、中村さんがダメもとで校長先生にサッカー部の立ち上げを提案したところ、校長先生が二つ返事で了承してくれ、発足となった。

中村さんは元々は野球部。そのためサッカー部は手探りでスタートし、10人くらい集まればいいと思っていたものの、募集すると約30人の希望者がいて、今でも全校の約三分の一が参加するほどの大きな部となっている。部活は中村さん含めて教師3人が先頭にたって指導。日曜日の休みを返上して部活を支えているものの、中村さんは「楽しくやっています」と話す。
また、児童にとっても、校内で交流する場と学年を超えて友達ができる機会もできたのだ。そんな先生と生徒の想い、部が誕生した経緯などが評価されて、今回の「スマイルおむすびプロジェクト」に選ばれた。

サプライズで行われた「スマイルおむすびプロジェクト」おむすび贈呈式。部活をしている中、監督が急に生徒を集めて、このプロジェクトで選ばれたことが発表され、生徒やチーム全体から驚きと喜びで拍手が起こった。さらには、大谷選手の応援メッセージも読まれ、笑みが溢れた。

おむすび贈呈式にはサプライズで株式会社ファミリーマート 東京第2リージョン 部長 中川 昌彦さんはじめ、スタッフが駆けつけた。

贈呈式として、キャプテン 松澤 登真さん(6年生)が代表で前に出て大谷選手がうつったパネルが手渡された。そして素敵な笑顔を見せてくれ「大谷さんが”頑張って!”と応援をこめて、おむすびを寄付してくれたことを嬉しく思います」とコメント。

その後は、スタッフからこども達に好きなおむすび2つずつを差し入れ。みんなワクワクしながら順番におむすびを取ると、いつも練習しているグランド上に円を作ってキャプテンの合図を待つ。

そして「いただきます」の合図で、みんな美味しそうにおむすびを食べ始めた。


小学生と言えばわんぱく盛り。部活動のおかげか、おむすびを配るのも食べ始めるのもスムーズでチームワークがとてもよくて、見ていて驚いた。そして、みんなで食べるおむすびは一段と美味しそうに見えた。部活でパワーを使っていることもあり、2個のおにぎりをペロリと食べる姿も逞しい。


当選したことに対して、中村さんも「大谷選手というネームバリューと17校と聞いていたので、このような小さな学校の部活が選ばれるとは思っていなかったんです。そのため、感謝の気持ちと素直に嬉しいです」と話す。きっと、この子ども達の姿を見たらより強く感じたことだろう。
株式会社ファミリーマート 中川さんはこの姿を見て、今後も贈呈式が小・中・高含めた学校で開催されるので、反応がいろいろあると思う。みんな部活動を頑張っていると思うので、差し入れのおむすびを喜んでもらいたい。ファミリーマートは全国にあり、皆様にとっても身近な存在。その特徴を活かして全国で社会貢献を行い、また、ファミリーマートはファミリー「家族」という名前がついている通り、お子様や地域に貢献できる活動を今後も続けていきたいと語った。

最後は笑顔で集合写真を撮影して今回の贈呈式は終了した。今後も11月末まで選ばれた学校の部活におにぎりの差し入れがある予定。全国の学校の生徒達が喜ぶ姿が引き続き見れそうだ。