
久しぶりじゃねぇ!そうそう、もう忘れ去れてきとるかもしれんけど、広島在住の「おっちゃん」ライターでありやんすよ。「マガジンサミット」では約二年ぶりの登場になるねぇ。みんな元気しとる!?
さて、今回は久しぶりのレポート!2025年11月29日、広島で開催しとる『広島国際映画祭 2025』で上映された映画『正体』の藤井道人監督と、出演した山田孝之のトークイベントレポートをするんよ。どっちかいうと童顔の藤井監督と、イケメンながらめっちゃ濃いルックスの山田と、この強烈凸凹コンビの抱腹絶倒レポート、コテコテの広島弁バリバリでスタートするで〜!

それにしても、山田孝之のこのルックスよ。どうね? このコワモテ感。広島にはよう似おうとるじゃろ?(笑)
ほんで隣に座っとった藤井監督なんか、「隣からの圧が…」言うて、ずっとタジタジしとったんよ。見とったら分かるけぇ。
ほいで藤井監督はいうたら、映画『クローズZERO』シリーズでの山田の佇まいに「ずっと憧れていた」んじゃと。その後、2019年の『デイアンドナイト』に山田がプロデューサーで入ったんが縁になって、今回ついに合流できたゆう話なんよ。念願のキャスティングじゃけぇ、藤井監督も「震えながらお願いした」らしいんよ。かわええじゃろ。

ほんで山田も、撮影前からビビっとったらしくてな。今回の役は、いろんな板挟みで身動きとれんようになっとる刑事役。言うたら “答えが出せない” 難しい役どころよ。そこに業界で“魔王”言われとる藤井監督が相手じゃけぇ、「『OK!だけどもう一回!』とか、わけのわからないこと言われるんじゃないか」…って、内心おっかなかったらしいんよ。
ほいで撮影が始まったら始まったで、藤井監督も「最初から又貫(映画で演じた山田の役柄)で出てくるんですよ」言うて、山田の集中力バチバチじゃったのをよう覚えとったみたいじゃ。
じゃけど、そんな二人もこの作品きっかけでぐっと距離が縮まっていろんな仕事をともにするようになったんよ。観衆からの質問で「お互いを動物に例えたら?」いうぶっ飛び質問も飛んで、藤井監督が出した答えがまさかの「ユニコーン」。

監督いわく「人間離れしている。宇宙と通信しているんじゃないか、みたいな。とても到達できないレベルの人で、すべて見透かされているんじゃないか」とまで言いよって、いやあ崇拝しすぎじゃろ、思うたわ。
観衆から追加で「22年前は可愛かったのに…」言われた時なんか、山田が「22年も同じ顔の人なんていますか!?」ゆうて食ってかかって、でも最後には「でも中身は今のほうが可愛いですよ!」って言うて、会場どっと湧いとったよ。あれは反則じゃね。
劇中では、横浜流星との緊迫した対峙がキモなんじゃけど、会見シーンで流れ落ちとる大粒の汗について聞かれたら、山田本人は「覚えがない」「メチャメチャ出てましたよ。ここで落ちるんだな、と思うくらい」ゆうて、またも感服しとったわ。ほんま、熱量すごいコンビじゃねぇ…







