高畑充希、柳家喬太郎、大久保佳代子、タナダユキ監督が9月11日、シネスイッチ銀座で現在公開中の映画『浜の朝日の噓つきどもと』の公開記念舞台挨拶を行った。
映画のキャッチコピーにちなんでそれぞれが「いらっしゃいませ、ようこそ映画館へ!」と可愛らしくご挨拶。老舗映画館「朝日座」再建に奮闘する役どころの高畑は、昨年の自粛期間明けの夏に行われた撮影を振り返り「タナダ監督の映画愛とロケ地・福島の空気感に癒されました。今も毎日世知辛い世の中ではありますが、全国の映画好きの皆さんの気持ちが軽くなって、温かい気持ちなってもらえたら嬉しい」と笑顔。浜野あさひ(高畑)の恩師役の大久保は、出演する情報番組『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』の石井亮次アナから鑑賞報告があったそうで「“今年No.1だ、いやNo.2だ”と言われた。調子のいい方だから嘘かもしれませんが…」と明かして笑わせた。
高畑と喬太郎の丁々発止のやり取りも映画の見どころ。高畑は「初日から“黙れ、じじい!”というセリフがあって…。ちゃんと事前に“ごめんなさい!”と謝って気にせずにやっていたら、罵倒される師匠の顔が可愛く見えてきて。どんどんエンジンがかかった」といたずらっ子のように熱演報告。その言葉に喬太郎はショックを受けるのかと思いきや「私生活でもしょっちゅう言われていることですから。でも高畑さんのような可愛い方に言われることはないので、快感でした。この時間がずっと続けばいいと思った」とジョークで重ねて笑いをとってた。
主演の高畑は今年12月についに30歳に突入。アドバイスを求められた喬太郎は「30歳なんてはるか昔のこと」と苦笑いも「私の30歳は高座の二つ目時代。売れないし食えない。でも噺家としては青春時代でした。なので高畑さんも今から楽しいはず」とエール。人気バラエティ『めちゃ×2イケてる!』へのレギュラー出演時期が30歳だったという大久保は「そこから色々なバラエティに出始めて、走り抜けるように来たら今50歳。冷静に人生設計を考えておけば良かったと思うこともあるけれど、でもそれがあって女優業もできている気がするし」と自問自答しながら、最終的に「好きにやって!」とアドバイスを送っていた。