日本最大級のアイドルイベント『TIF』に3年ぶりに参戦してみた

2022/08/30
南城与右衛門

2010年から脈々と続く日本最大級のアイドルイベントTOKYO IDOL FESTIVAL、通称『TIF』。近年はお台場・青海で3日間開催され、参加アイドルは200組超。8万人を超えるファンが詰めかける一大イベントです。しかし最近では新型コロナの影響で中止やオンライン開催、東京オリンピックによるスライド開催など日程が不安定でしたが、2022年は3年ぶりとなる通常の真夏の8月開催となりました。私も3年ぶりに参戦したので、その観戦記を紹介したいと思います。

涼しいTIFは快適

私は2018年が初参戦で、当時推していたラストアイドル(現在活動終了)をはじめ、けやき坂46(現日向坂46)やライブシーンで活躍するアイドルのステージを観戦しました。翌年も足を運びましたが、とにかくこの2年で感じたことは「酷暑」。特に湾岸スタジオの屋上にある「SKY STAGE」は地獄で、観客もステージのアイドルたちも相当しんどい思いをしました。

しかし22年のTIF初日は曇り。最高気温でも27度、という涼しい気候の中、快適なフェスの始まりでした。

最初に訪れたのは、上記のSKY STAGEで行われた「ルルネージュ」のステージ。18年頃、秋葉原の箱を拠点にしていた彼女たちのライブに通っていましたが、推しが卒業してしまったことと、コロナの影響で足が遠く貧弱オタっぷり。その間にルルネージュは「あやふやロマンティック」がTikTokでバズったりし、活躍の場を広げていました。

そんなルルネージュのステージを久々拝見し、新メンバーもおり新鮮な気持ちでぶち上り、幸先のいいスタートとなりました。

約2か月ぶりのラストアイドルに胸が熱くなる

その後、湾岸スタジオ1階、屋内の「DOLL FACTORY」に場所を移し、初見のアイドルのステージを見ましたが、「かすみ草とステラ」の比賀ハルさんというショートカットの完成形みたいな子がいてうっとり。会場を出る頃にはスマホの待ち受け画面になっていたのはオタクあるある。

そして今回、自分的に最大の目玉となるステージが早くも訪れます。時間にしてお昼ちょっと過ぎ、「SMILE GARDEN」で行われた「Task have Fun」と「元ラストアイドル」3名による「タスクアイドル」のスペシャルコラボステージ。本来このコラボは、去年行われるはずで楽しみにしていましたが、台風により中止に。その後、ラスアイが活動終了するという残酷な時間が流れましたが、大人の計らいで復活し今年にスライドしました。

わたし的にはラスアイオタですが、もちろんタスクも好きで嬉しいコラボ。活動終了した推しのグループが再び見られるというのは鳥肌もの。目が離せない時間が過ぎ、トリの曲は2組によるタスクの「3WD」。この曲、実際の間奏では「タスクいくぜ!」、もしくはライブの場合はイベント名、ステージ名などが入る「○○いくぜ!」との煽りがありますが、このスペシャルコラボでは「タスクアイドルいくぜ!」の声で会場は爆上がり。この世から消滅してしまった推しの箱の名前がコラボ名とはいえステージから聞こえるというのは儚くもあり、熱くもあり、感慨深いものでした。

また、会場のファンはタスク勢が7、8割だったにもかかわらず、タスクのファンがラスアイの振りを曲中に覚え、その場でやっているのを目の当たりにし、優れたファンがついているタスクに感心と感謝を覚え次の会場に向かいました。

特典会のアイドルに釣られタイテ組み直し

続いて向かったのは特典会。目的は先述のルルネージュとのチェキ撮影。列をなしていましたが、無事撮影でき、チェキが描画されるまでの間、その子とお話し。予定では、ルルネージュの2ステージ目は見に行く予定ではなかったのですが、見事に釣られ観に行く約束。セルフタイムセーブルを組み直すことになりましたが、そのじれったさがTIFの楽しみでもあります。

タイテを組み直すためにセントラル広場でスマホをいじって確認していると、女の子に声をかけられました。こういった子はたくさんいて、TIFに出ていないアイドルグループのメンバーで、ライブやSNSの告知をするためのフライヤーをくれます。大きいアイドルイベントの会場周りにはこういった子がおり、フライヤーを笑顔で貰ったあと、その子のSNSを確認するのがオタクのマナーだと思っています。

2022年、TIFの締めは「神激」

その後、数組のアイドルのステージを観て、夜8時過ぎ。次、観るステージが最後かな、とタイムテーブルを見ると「神使轟く、激情の如く。」の会場がすぐそこということで足を向けました。名前だけは知っていて、オードリーの春日さんも興味を示したアイドル。初めてパフォーマンスを観ましたが、なかなか過激でパンチのあるステージ。なにより、観ているファンたちも楽しそうに踊っているのが、一体感があり見ているこちらも興奮してしまいました。

今回、自身3年ぶりの参戦となったTIF。初日だけだったため、元ラストアイドルのメンバーが加入した「≒JOY」や「高嶺のなでしこ」は見ることはできませんでしたが、かつて推していたグループに会え、新しいアイドルも発見でき楽しいひと時でした。また曇りで涼しく、狼藉者もおらず、快適なイベントで、来年も……、いや体力が続く限りTIFに訪れようと誓うフェスでした。

この記事が気に入ったらいいね!しよう

南城与右衛門
この記事を書いた人

南城与右衛門

"情報番組や誰も知らない深夜番組、ラジオなどを構成したり、ソーシャルゲームのシナリオを書いたりする、いわゆる駄放送作家。友達はPC、恋人は二次元、恩師はあらゆる漫画、といった充実した人生継続中"

南城与右衛門が書いた記事

あなたへのおすすめ

カテゴリー記事一覧

pagetop