
「きのこの山に家が持てる」──そんな冗談のような話が、まさかの“分譲販売”という形で現実(?)になりました。
■きのこの山の「あの家」がまさかの高級空間に
株式会社明治が発表したのは、人気チョコスナック「きのこの山」のパッケージ内に描かれていた“あの家”をバーチャル空間上に再現し、実際に購入できるという前代未聞のプロジェクト。限定500邸が、2026年3月31日(火)正午から先着順で販売されます(※実在する不動産ではありません)。

分譲されるのは、「スーペリア(1万円/350戸)」「エグゼクティブ(5万円/120戸)」「スイート(15万円/30戸)」の3グレード。価格帯もまさかの“高級物件仕様”で、最高価格は15万円。しかも、カードキーや権利証書(NFT付き)まで発行されるという徹底ぶりです。

カードキーをスマートフォンにかざすことで、自分の「家」があるバーチャル空間に入ることができます。もちろん実在する空間ではありませんが、購入者は自分の家に入り、サウナに入ったり、プールでくつろいだり、友人を招いて交流したりと、かなり“ちゃんと暮らせる”仕様になっています。その“本格的すぎる作り込み”には思わず驚かされます。
■本気すぎるクオリティと細かい設定
さらに注目したいのが、その映像クオリティ。公開されているビジュアルを見ると、霧が立ち込める山々や静かな湖畔、重厚感ある邸宅など、まるで高級リゾート地のような世界観。正直、「これがきのこの山?」と疑いたくなるレベルのリアルさとエグゼクティブ感です。

だからこそ面白いのが、そのギャップ。よくよく考えれば、ここは“チョコとクラッカーのお菓子の世界”。あのパッケージに描かれていた、どこか牧歌的でかわいらしい風景が、ここまで本気のラグジュアリー空間として再構築されているという違和感が、じわじわと笑いを誘います。
しかも、設定も細かい。住所は「明治きのこの山一丁目一番地」、建ぺい率は「ほぼ100%」、容積率は「夢と遊び心、最大限」。さらには「準チョコレートクラッカー建築」といった遊び心満載のスペックが並び、「不動産ではありません」としっかり明記されているのも含めて、完全に“本気の大喜利”です。

■“ネタ”で終わらない、新しい体験としての面白さ
この企画は単なるネタにとどまりません。「存在しない場所を、所有する」という体験を、NFTなどの技術を使って成立させている点は、メタバース的な文脈でも興味深いポイントです。購入者には区画番号付きの権利証書が発行され、「きのこの山の家」を自分のものとして持つことができます。

購入方法は、「きのたけ不動産」公式サイトからの先着順販売。サイトは2026年3月24日(火)よりオープンし、分譲は3月31日(火)12時(正午)からスタートします。支払いは専用フォームからのカード決済となっています。なお、この“きのこの山の分譲地”は2029年3月10日まで利用可能。期間限定の夢の別荘、というわけです。
なお、バーチャル空間上の分譲地は基本的に購入者かその招待者以外は入場することができませんが、エリア限定で5月上旬ごろに一般公開される予定とのことです。
真面目に考えるとツッコミどころしかないのに、なぜか妙に気になるこの企画。「きのこの山が好き」「こういう振り切った企画に弱い」という人なら、つい“内見”してみたくなるはず。気づいたら、あなたも“山のオーナー”になっているかもしれません。
【公式サイト】
https://www.meiji.co.jp/products/brand/kinotake/foresthills/







