松嶋菜々子、17年振り織田裕二との再共演は「初めてお会いしたような」

2018/01/13
石井隼人

俳優の織田裕二と女優の松嶋菜々子が12日、都内で行われたWOWOW「連続ドラマW 監査役 野崎修平」(毎週日曜午後10:00スタート)の第1話完成披露試写会に岸谷五朗、古谷一行、権野元監督らと参加した。

松嶋は、映画『ホワイトアウト』以来約17年ぶりの織田との共演に「当時はあまり共演シーンがなかったので、久しぶりの共演という感じはなくて、今回初めてお会いしたような気分」と初々しく「今回の役柄は私が優位に立つような設定だったので、緊張感も持たずにやれました」と回想。

織田も「松嶋さんとはこれが初共演みたいな感覚」といい「松嶋さんに経済モノのイメージがなくて、専門的な難しいセリフをどう言うのかと思っていたら、なんの苦もなくサラサラ言われて『えー!さすが!』と思いました」と手放し絶賛だった。

ドラマの舞台は、バブル経済が崩壊し、金融当局が従来の政策を大転換させる“金融ビッグバン”に銀行業界が直面した1990年代。金と権力が渦巻いた時代に、正義を貫くため奮闘する銀行員・野崎修平(織田)が、金融界や政界の魑魅魍魎うごめく巨大な闇に立ち向かって様を描く。

パブリックイメージそのものの役柄に織田は「色々な方から『ぴったりの役柄だね』と言われますが、自分はそんなイメージなんですかね?」と不思議がり「劇中では“過去よりも未来を見ないか”と甘い餌を何度もぶら下げられるけれど、野崎はなびかない。自分だったらどうだろうか?と思うくらいで、そういう意味では苦しかった。真面目過ぎる役どころなので、撮影後には喉の渇きをビールで潤わさなければやりきれないと思った」と意外な苦労告白。

それでも「ここまで叫んだことがないくらい精根尽き果てるまで叫んだり、目を見開いて芝居をしました。途中からは顔面崩壊していきますので、心して楽しんでほしい」と熱演をアピールした。

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石井隼人

映画好きエンタメ系フリーライター。「来るもの拒まず平身低頭崖っぷち」を座右の銘に、映画・音楽・芸能・テレビ番組などジャンル選ばず取材の日々。ありがたいことに映画作品のパンフレット執筆、オフィシャルライター&カメラマンを拝命されたり、舞台挨拶の司会をしたり…何でもやります!

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