女子は素朴が一番!美の原点を考えさせられた、藤野涼子という存在

2018/12/17
石井隼人

素朴が一番!最終的には、そこに誰もが回帰するのです。そんなことを考えさせられた、女優・藤野涼子の存在です。

それは都内で15日に行われた、ベストセラー作家・浅田次郎氏の原作小説を実写映画化した『輪違屋糸里~京女たちの幕末~』初日舞台挨拶でのこと。

主演の藤野涼子、共演の溝端淳平、佐藤隆太、塚本高史、加島幹也監督、原作者の浅田次郎氏が出席したゾ。

新選組副長の土方歳三(溝端淳平)に思いを寄せる芸妓・糸里役の藤野は「撮影初日の溝端淳平さんと2人で歩くシーンでは、溝端さんが一緒に関ジャニ∞の『無責任ヒーロー』を歌ってくれた」と嬉しそうに回想。しっかし当の溝端は撮影が2年前ということもあり「え?全然覚えてない!本当に無責任だね!」と反省ダ。

藤野から「何が好き?と聞かれて関ジャニ∞と言ったら歌ってくれた」と溝端からリクエストがあったことを明かされると、「当時の藤野さんが16歳だから、何を話していいものかわからずに必死だった。すげえ恥ずかしいエピソード」と照れていたぞ。

一方、原作者の浅田氏は本作について「緊張感のある映画で、気合が入っている。あっという間で短く感じたし、凄くいい映画だった」と太鼓判。糸里を演じた藤野については「原作を大切にしてくれたのはよくわかったし、セリフもほとんどが原作通り。すべてがピッタリ」と素朴さにノックアウト。

また藤井が「京都に行ったのが修学旅行以来で、しかも実家暮らしだったから初めて親元を離れて滞在したのが心細かった」と振り返りと、佐藤は「撮影が2年前だから、改めて藤井さんと再会すると大人になった気がする」とシミジミ。これには溝端も「10代の2年は大きいからね」と思春期の成長に目を細めていたゾイ。

最後に藤野は「新選組の物語を女性目線で描いた作品。時代劇を観る機会が少なくなってしまっているけれど、新選組や糸里、当時の女性全員に共感できるストーリーなので、色々な方に観ていただきたい」とピュアネスPRだった!

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石井隼人
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石井隼人

映画好きエンタメ系フリーライター。「来るもの拒まず平身低頭崖っぷち」を座右の銘に、映画・音楽・芸能・テレビ番組などジャンル選ばず取材の日々。ありがたいことに映画作品のパンフレット執筆、オフィシャルライター&カメラマンを拝命されたり、舞台挨拶の司会をしたり…何でもやります!

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