【東京☆今夜はここで独り呑み】~業界人だらけのカウンターBar~(六本木編)~

2019/09/10
遠藤 昇輝

『家呑みよりも、気になる町で独り呑み』

今回は港区六本木に繰り出します。

駅を出てすぐの交差点はアマンドがあって交番があって銀行があってあまり変化を感じませんが、交番裏側の旧六本木中学のあたりは開発が進み、街並みは大きく様変わりしています。その交番を右手に見ながらミッドタウン方向へ歩くこと1分ちょっと。1階に蕎麦屋さんが入った雑居ビルがお目当ての店。

建物はメインストリート沿いですが、入口は路地を右に入った側面にあります。エレベーターで5階へ上がると、巨大なカエルくんがお出迎え。

怪しげなアプローチの先が『龍IMPROVE』です。

今年で開業20周年ということなので、私が通い出してから20年になります。競争の激しい六本木の一等地で生き残ってこれたのは居心地の良さ。独り呑みにもやさしい店なのです。

オープン当時から変わらない板のカウンターには無数のサインがズラリ。気さくなオーナー(おじさんではなく、純和風の美魔女です)を慕ってタレント・俳優はもちろんのこと、歌舞伎役者からプロレスラーまで幅広い有名人がやって来ます。

最初の1杯は「グレープフルーツを使った夏らしいサッパリしたやつ」です。お酒は好みを言えば作ってくれるので、正式なカクテル名で注文したことはほとんどありません。

軽いおつまみをいただきながら同じドリンクを2杯、3杯。夏バテ気味だったので「牛タン焼き」でスタミナをつけることにしました。

久々に再会したお店のスタッフとひょんなことから昔話に。20年前のオープン時には高級クラブや猥雑としたパブやスナックがたくさんありましたが、今の六本木はだいぶ健在な街になりました。

この町の色がガラリと変わった潮目はおそらく2007年でした。大型ディスコ『ヴェルファーレ』が閉店し、その2か月後に旧防衛庁跡地に『東京ミッドタウン』が誕生。この辺りから怪しげな店・路地・雑居ビルが次々に姿を消していきました。

次のお酒は「ちょっとクセのあるウイスキーでハイボールを」と注文。すると、スタッフが差し出したのは「ラフロイグの10年」スコットランドアイラ島のシングルモルト・スコッチウイスキーのひとつで 強烈なピート(泥炭)の香を放つお酒です。(確かに「ちょっとクセのあるウイスキーでハイボールを」としては正解かも)

シメの一品は富士名物の「つけナポリタン」と清水名物の「もつカレー」で悩んだ末、「もつカレー」をチョイス。(メニューが静岡くくりなのはオーナーが静岡県出身だから)スパイスの効いたルウとぷるぷるのもつの食感を楽しみつつ今宵はフィニッシュ。

来るたびに六本木の町の移り変わりを感じられるおすすめのスポットです。ちなみに静かに飲みたいなら早めの時間。未知の出会いを求めるなら深夜から閉店までの時間にどうぞ。

店名:龍 IMPROVE

住所:東京都港区六本木4-10-8 パーレットビル 5F

電話:03-3401-2555

営業:(月~土)18:00~翌3:00

定休日:日曜日・祝日

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遠藤 昇輝
この記事を書いた人

遠藤 昇輝

1968年東京生まれ 放送作家として数々の「東京の町歩き番組」を手掛ける傍ら“情報収集”と称してテレビ業界の面々が通う「独り呑みの店」を渡り歩く。東京の町の貴重な遺産を紹介するため一般社団法人東京遺産協会を設立。 町歩きプランナーとして自治体の魅力発信事業等にも参加。

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