ブラジルでは、駅前にはたいてい何かしらの屋台が出いたり、軽食やおやつを買えるお店があります。その中から、今回は特に日本と形が違う“タピオカ”を紹介したいと思います。
日本ではタピオカと言えば、タピオカミルクティーや、ココナツミルクタピオカが有名ですが、ブラジルではこんなことになっています…!!
フライパンで焼いて、具材を挟む!ブラジルスタイルのタピオカ
(ラルゴドマシャードという駅前のタピオカ屋台)
上の写真のようなワゴン屋台が駅前で見られるのですが、そこに“TAPIOCA”の文字。中を覗くと具材を切っている店主の前にはフライパンとガスコンロが。
このフライパンに乗っている“白い粉”こそがタピオカです。
ブラジルでのタピオカの食べ方は、このようにフライパンで焼いて、その中に具材を挟んで食べるんです。
(タピオカ断面図。)
こちらの屋台で買ったタピオカは、“Carne Seca com Queijo”(ジャークドビーフとチーズ左)と“Romeu e Julieta”(ロミエとジュリエット右)の2種類。
“ロミオとジュリエット”とは、ミナスジェライス州産の“Queijo minas”(Queijo=ケイジョはチーズの意味)と、グアバと砂糖で出来たジャムが固くなったような“ゴイアバーダ”というものを一緒に食べる食べ方のことで、分厚く見える赤いものがその“ゴイアバーダ”です。両方とも7レアル(約210円)でした。
街角には、可愛らしいカフェ風のタピオカ屋さんも!
(年季の入ったフライパンでおばちゃんが作っています)
サンパウロの日本人街“リベルダージ”の街角で見つけたタピオカ屋さん。メニューがたくさんあり、おばちゃんにおススメを聞いて注文することにしました。
おススメされたのは“Beijinho(ベイジニョ)”というココナツとコンデンスミルクが入ったデザートタピオカ。これが大当たりで、とても美味しかったです。とても甘く、女性好みの味になっています。
タピオカは、基本的に半月に折りたたんで提供されます。こちらも7レアルでした。
スーパーでタピオカ粉を買って、ホームメイドも!
スーパーではタピオカ粉が500グラムで5レアル(約150円)ほどで購入でき、朝食やおやつとして自宅で作ったりもします。泊めてくれている知人が作ってくれたこともありました。
では、ここでボタフォゴ駅前のタピオカ屋台で習った作り方を見ていきましょう!作り方は“超”が付くほど簡単です。
・タピオカ粉を、油をひいていないフライパンに均一に広げ、火が通り、粉がくっつき始めたら、好きな具材を乗せます。
・その上に、さらにタピオカ粉をお好みの量で振り掛けます。
・あとは、お好み焼きの要領で、裏側にしっかり火が通ったかを確認し、良いところでひっくり返し、両面焼けたら出来上がり!
どうですか?簡単ですよね!
ポイントはフライパンに油をひかないことと、火の通り具合ぐらいです。
火が通ると独特のもちもち感が出てきて、そのおかげで生地がとしてくっついてくれます。よく焼きにすれば、外側だけカリカリにすることもできます。
タピオカ粉はamazonなどでも手軽に買えるので、パラリンピックを応援しながらの夜食にタピオカを食べてリオ気分を盛り上げてみてはいかがでしょうか?