正月休みを海外で過ごす“脱出組”で混雑する空港の映像。もはや年末の風物詩ですよね。
なかには、南国で過ごされる方も多いのではないでしょうか?
相変わらず南国と言えばハワイがダントツ人気ですが、おススメなのは日本から一番近い南の島「サイパン」です。
成田からわずか3時間で行ける“外国の南国”。
距離が近いこともポイントですが、それ以外にもオススメする理由があります。
そこで、今回はサイパンに3年ほど滞在した経験を持つ私が、独自の視点でサイパンをご紹介いたします。
オススメポイント①「日本語が通じる」
日本が統治していた時代があるので、お年寄りは結構日本語が話せます。
また、バブル時代に日本人が多く訪れていた為、日本語が話せると商売が有利だったこともあり、メニューが日本語だったり、簡単な日本語なら通じる店員さんがいたりと、海外旅行初心者でも安心です。
そして、サイパンはチャモロ人という人種(公用語はチャモロ語)が現地人なのですが教育を英語で受けているので、もし日本語が通じなくてもイザとなったとき「HELP!」と叫べば助けてくれます。
それすら通用しない国も多いですからね。
オススメポイント② 「治安が良い」
サイパンはアメリカの自治領なので、通貨はUSドルが使用されていますが、アメリカではないので、銃の使用は禁止!
海外旅行って結構コレ重要ですよね?
例えば、夜にホテルを出てスーパーへ買い物くらいだったら全然安全です。
とは言え、暗がりや人気のない場所は避けてください。これは国内海外関係ないですね。
オススメポイント③ 「陽気で気さくなチャモロ人」
サイパンの現地人・チャモロ人。南国特有の陽気で気さくな性格の人が多いです。
お酒(特にビール)と海とBBQをこよなく愛するチャモロ人。
何かあるとすぐに、海にビール持参でBBQをします。
とにかくフレンドリーなので、街を歩くだけで、知らない人から「マイフレンド!」と声をかけられることもよくあります。
それでは、ここでガイドブックに載っていない、チョッとディープなサイパンへとご案内!
- 【出典】 ja.wikipedia.org
夫婦であり、兄弟であり、親子な関係?!
当時、私が働いていた店の同僚に“マイス”というチャモロ人と“パスム”というチャモロ人がいました。
彼らは非常に仲がよく、いつも一緒に行動を共にしていました。
ある時、職場に二人して可愛い子犬を連れてきました。
聞けば、マイスの親戚が飼っている犬が子供を産んだから、1匹ずつ貰ったそうなんです。
マイス:「ルイ」
パスム:「ジュンジュン」
私:「ルイとジュンジュン?可愛い名前だね」
ルイは分かりますが、ジュンジュンはなかなか日本人には浮かばない発想ですよね?で、よくよく聞いて驚愕の事実が発覚したのです!
マイス:「彼らの親の名前がルイとジュンジュンだからだよ」
私:「えっ!?」
その場合、日本人なら絶対にルイとジュンジュンだけは避けるところですが、
彼らはいとも簡単に親と全く同じ名前を子に付けたのです!
つまり、ルイとジュンジュンは兄弟でり、親子であり、夫婦でもあるのです。
初体験の市販薬!
ある日、同僚のチャモロ人・ジェイクがガタガタと震え、ひどく具合悪そうにしていたので、私は家に帰り、日本の風邪薬(市販されているビンに入った錠剤)を取ってきてあげました。
そして、ジェイクに薬を渡して「帰ったら食後に3錠飲んでね」と服用の仕方を教えて早退させました。
翌日、ビーチに行くと超元気そうなジェイクの姿が!
しかもジェットスキーに乗って大はしゃぎしているではありませんか!?
ジェイク:「うん!昨日貰った薬10錠飲んだら治ったよ!」
私:「えっ!?」
いやいや、マジで危ないから、そういうの!
みなさんは決してマネしないでくださいね。
病院で処方されたのは?!
サイパンで一度だけ病院に行ったことがあります。
普段であれば風邪を引いても寝ていれば数日で治るはずなのに、その時はいつまで経っても良くならなかったので、仕方なく病院に行くことに。
名前を呼ばれ診察室へ。
軽い診断の後、なぜか世間話へ突入。風邪を引いていて辛いのに、お医者さんはそんなことは構わず話す話す!まぁ、単なる風邪だからなんでしょうけど、それにしても無駄話が長い。
そして、この後、私は目と耳を疑いました!
私:「え!?」
なんと!手書きによる「うがい薬」のレシピを処方されたのです!
内容は忘れましたが、「ハチミツとレモンを混ぜて」とかそのレベルだった気がします。
いや~、もうビックリしすぎてその瞬間に風邪がぶっ飛びました。
いかがですか?
私は、こんな愛すべきチャモロ人がいて、キレイな海とキレイな夕日があるサイパンが大好きです!本当にビギナーやお子様連れはもちろん、誰でも楽しめるのでオススメです。