暑い!暑すぎる!日本各地を猛暑が襲っている最近ですが、なんとこの暑さが男性諸君の薄毛にも影響があるという恐ろしい事実が判明してしまったのです!今回暑さと薄毛の関係について教えてくれたのは脇坂クリニック大阪の院長を務める脇坂長興(わきさか ながおき)医師。男性には必見の内容となっております!
夏は強い紫外線や暑さによる食欲不振、ストレスなど頭皮には良くないことが多く、その結果として秋の抜け毛が多くなってしまいます。さらに今年は例年以上の暑さということで、より頭皮へのダメージが深刻に。そこで脇坂医師に一般的な薄毛にまつわる都市伝説や、夏の時期ならではの薄毛の都市伝説について検証して頂きました。
暑い季節に気を付けたい!夏の薄毛リスクにまつわる都市伝説
Q マリンスポーツは薄毛を誘発している?
A 夏の海は薄毛のリスクあり。
【脇坂医師の解説】
潮風や海水に含まれる塩分で、髪から水分が奪われやすくなったり、傷んだりします。また、夏の太陽による赤外線、紫外線は、髪にダメージを与えます。海に入ったあとはしっかりと洗髪を。
Qプールに入ると薄毛になりやすい?
Aプールの塩素を含む水は抜け毛の原因になる。
【脇坂医師の解説】
プールの水に含まれる塩素は、髪のパサつきや切れ毛の原因になります。また、塩素により頭皮の皮脂が必要以上に除去されると、フケが増えるため、頭皮に雑菌が繁殖しやすくなります。プールに入ったあともしっかりと洗髪し、薄毛リスクを減らしましょう。
Q 帽子をかぶると薄毛になりやすい?
A 帽子は薄毛の発症・進行にプラスとマイナスの効能がある。
【脇坂医師の解説】
帽子をかぶると汗の発散が悪く、頭皮が蒸れた状態に。雑菌が繁殖し、頭皮の痒みや抜け毛につながります。一方で、帽子で紫外線を遮断することで、毛根を支える真皮層の老化予防や皮膚の酸化による頭皮炎症予防、抜け毛の原因となる皮脂の酸化予防といった効果も期待できます。
一般的な薄毛にまつわる都市伝説
Q 薄毛は遺伝する?
A AGA(男性型脱毛症)の発症には、遺伝が最も大きな要素として働いている。
【脇坂医師の解説】 AGAはテストステロンという男性ホルモンが、5α-Rという酵素によってDHTに変換されて発症します。 DHTに敏感に反応する体質ならばAGAが進行しやすく、DHTに反応しにくい体質ならば AGAは起こりにくいと言えます。AGAが起こりやすい体質かどうかは一生変わることがありません。
Q ドライヤーを使うと薄毛になりやすい?
A 濡れたままの頭皮環境はよくないため、ドライヤーは推奨。 しかし頭皮に熱を加えすぎもよくない。
【脇坂医師の解説】
頭皮が濡れた状態のままだと、常在菌が過剰になったり雑菌が増えたりして頭皮環境が悪化します。しかし、頭皮は他の部位に比べ真皮層が薄く、毛根が熱の影響を受けやすいです。熱風を当てすぎると、頭皮が乾燥し過ぎて抜け毛が増えることがあります。
検証 「ヘアメディカルグループ 薄毛にまつわる都市伝説検証2018」より
いかがだったでしょうか。夏は強い紫外線や、海、プールの水など髪に良くないことばかり。頭皮を守るために気を付けて過ごしていきましょう。