20代~50代の約85%が「お金の不安」抱えるも…対策は貯金が最多、新NISA制度は「そもそも知らない」が約半数

2023/12/22
佐藤 勇馬

AI投資サービスを展開するFOLIOは、20~50代の男女2400名を対象に「資産運用に関する実態調査」を実施。20日に結果が発表され、全体の約85%がお金の不安を抱えているものの、主な対策は貯金となっており、注目の新NISA制度については「そもそも知らない」が半数にのぼることが分かりました。

調査では、資産運用の経験を尋ねたところ、20代男性が47.7%と最も多く、続いて40代男性が45.7%、30代男性44.7%となりました。20代は男性が47.7%、女性が32.7%、全体では40.2%が資産運用を経験しているようです。その他の年代では、30代が39.2%、40代が39.7%、50代が38.2%となりました。

次に2024年から新制度が始まる「NISA」について尋ねると、「既にNISAを活用している」が21.4%、「これから口座を開設する予定」が16.4%、「活用予定はない」が62.2%という結果に。新NISAの活用予定がない人に理由を聞くと、「そもそも新NISA制度を知らない」が51.3%、「運用に回す資金を確保できない」が19.4%、「制度の仕組みが複雑で理解できない」が19.2%という順になりました。中でも、20代は「そもそも新NISAを知らない」が全体の割合より5.0%高くなっています。

続いて「お金への不安」に関して聞くと、全体の43.4%が「非常に不安がある」、41.8%が「まあ不安がある」で全体の85.2%が不安を抱えているという結果になりました。中でも40代女性は90.3%がお金に関する不安を抱えているようです。全体の不安要因としては、高い順から、「老後への備え」が43.8%、「物価上昇による生活費の増加」が30.3%、「教育費の支出」が9.5%となりました。

お金の不安への対策を尋ねると、「貯金」が41.6%で最も多く、続いて「特に何もしていない」が35.1%、「資産運用」が23.8%という結果に。多くの人がお金の不安を抱えながら「資産運用」に取り組めていないようです。

この結果を受けて、同社は「全体の約85%以上がお金に関する不安を抱えており、『老後への備え』に対する不安は年齢の上昇に伴い強くなる傾向がありました。20代では、『物価上昇による生活費の増加』に対する不安が大きい結果となりましたが、将来的には『老後への備え』に対する不安が大きくなる可能性もあります。若年層は老後までの時間を味方につけて、長期的な視点でリターンの獲得を目指す資産運用を行うことが、将来的な不安を軽減するための一つの選択肢となります」とコメント。

また、最近はAI投資の注目度が上がっていますが、AIを活用した資産運用に期待する要素を聞くと、高い順から「高いパフォーマンス」(42.1%)、「感情や思い込みに左右されない冷静な判断」(40.1%)、「適切な資産配分への変更」(36.5%)となりました。

これを受けて、同社は「一般的なロボアドバイザーはお客さまのリスク許容度に応じて、あらかじめ用意されたコースの中から投資配分が提案され、運用コースを変更しない限り大幅な調整はされにくい設計となっていることに対し、当社が提供するAI投資『ROBOPRO』は、AIが相場上昇・下落を予測し、投資配分をダイナミックに変更するという特徴を持っております」と提案。「『ROBOPRO』は金融庁が公表したロボアドバイザーの過去3年のパフォーマンスでも第1位となるなどの実績を残してまいりました。またFOLIO社としても、2022年度通期でのラップ業務にかかる投資一任契約の増加件数が第1位となりました。今後も、より多くのお客さまに、ROBOPROの『AI投資の魅力』をご理解いただき、ご自身の資産形成とじっくり向き合うことを楽しんでいただけるよう、総合的なサービス体験の改善に努めてまいります」とAI投資に関心のある人たちに呼びかけています。

AI投資ROBOPROの詳細については、以下URLをご確認ください。
https://ai.folio-sec.com

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佐藤 勇馬
この記事を書いた人

佐藤 勇馬

新宿・大久保在住のフリーライター。個人ニュースサイト運営中の2004年ごろに商業誌にスカウトされて以来、芸能、事件、ネットの話題、サブカル、漫画、プロレスなど幅広い分野で記事や書籍を執筆。著書に「ケータイ廃人」(データハウス)「新潟あるある」(TOブックス)など。 Twitter:ローリングクレイドル

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