春には多くの人と出会い、新しい事次々に始まり、ココロも体も疲れがちです。初夏の風を感じると、忙しかった日々がひと段落。だけど、落ち着いた日々が落ち着かない……残っているのは疾走感の名残と少し虚無感。
少しココロが疲れた状態になったとき、皆さんはどのようにして過ごしていますか?スポーツをしたり友達と話したり、様々だと思います。
今回は、手軽にできる『読書』でココロの疲れをマッサージ。 ココロが疲れた時に読みたい本をご紹介します。
こころのおそうじ。/ たかた まさひろ (著)
作家 たかたまさひろ さんの著書。『読むだけで気持ちが軽くなる本』というサブタイトルの通り、自分が背負っている悩みや不平不満、こだわりを手放してみれば気持が軽くなるという事を教えてくれる本です。
- こころのおそうじ。 (だいわ文庫) たかた まさひろ (著)
「誤解を恐れずに言えば、私たちが日頃抱いている、悩みというもののほとんどは、「どうでもいいこと」なのです。こだわるから苦しいのです。」
ココロが疲れた時にこの言葉を思い出すと、気持が楽になるかもしれません。
散らかった心を整理して、これからの素敵な日々に備える“こころのおそうじ”
のヒントになる一冊です。
ぼのぼの名言集(上)(下)/いがらし みきお (著)
ぼのぼの、シマリスくん、アライグマくんを中心にしまっちゃうおじさんや、クズリ親子という個性豊かなキャラクターが登場する漫画『ぼのぼの』の名言集。アニメのファンも多いのではないでしょうか。
個人的に、ぼのぼのはギャグ漫画の様なイメージがあったので、「ぼのぼのに名言なんてあったかな?」と思いながらこの本を読んでみると、深いんだけどシンプルな哲学的名言の数々。子供のときは当然に思っていた事が大人になると難しく感じてしまう、こじらせ大人に大事な事を思い出させてくれる一冊です。
- ぼのぼの名言集(上)
【今日は風となかよくしてみよう】
(下)巻【理由はないけど すごくさびしくなる時がある】。
(竹書房新書)いがらし みきお (著)
独特な世界の中で生きる動物たちの言葉が、現代社会で頑張る人のココロを癒してくれるかもしれません。
これらの本を読んでいて思い出すのが、日常は当たり前ではないということです。日常は元々異常な奇跡の連続が作り上げたものであったのだ、と。
異常な出来事も3日続けば慣れが生じて、3か月続けばもう日常。そんな中で自分を見失ってしまうのは当然なのかもしれません。
ちょっとココロが疲れたら、本の言葉を借りて、違う目線で自分と向き合ってみるのもいいものですね。