【プロに聞いた】突発的なイライラや怒りを鎮める簡単な方法

2016/05/15
放送作家 石橋アキ江

一生のうちに一度も「イライラ」しない人間はいないと思います。新年度が始まって数カ月、上司に言いたいことも言えなかったりと「イライラ」が募ってくる時期かと思います。

 

そこで、少しでも自分の「イライラ」を鎮める方法リサーチしに、都内で活躍するカラー診断士と、マッサージ師にそれぞれ聞いてきました。

心を鎮める色

・「青」

まず、なんといっても「青」。青は心身の興奮を鎮め、感情を抑える色と言われています。怒りを覚えたら青を見ましょう。
心身が落ち着き、意識を自分の内面に向けて気持ちを集中させる効果があるので、イライラの原因を解き、冷静に物事を判断する力が湧き出てきます。

これは、青の光が「副交感神経」を刺激することにあると言われているからです。

「青」を見れば、脈拍や体温を下げ、呼吸もゆっくりと深くすることができるようになるとされています。

 

 例えば、長時間の集中力を助けると言われているので、単純作業や、頭脳労働の場所に「青」を使うのが効果的。他にも、青には、「爽やか・信頼感・誠実」といったイメージがあるとされているので、特に1対1のコミュニケーションを、スムーズにしたい場合「青」を意識して取り入れてみてください。

ちょっと苦手な相手と会う時には、是非お試しを。

 

・「緑」

癒しの色とされているのが「緑」。緑化が進んでいる都内の昼休み、ビルにある緑のスペースでくつろぐ人たちの姿をよく見かけますよね。

緑は、暖色でも寒色でもない「中間色」で、もっとも刺激の少ない色と言われています。刺激の少ない緑は、見る人に安心感を与え、落着きと安らぎをもたらす効果があるとされています。

 

家に観葉植物を置くと良いと言うのもこのようなことも関連しています。また、植物をイメージさせる緑は、スクスク伸びるという前向きな印象を与えるとも言われています。

 

イライラすると言う人は、部屋の装飾に「青」や「緑」を使ってみるといいですよ。また、模様替えなどできないなんて言う人、会社などもそうだと思いますが、そういう方は、身につけるものを青や緑をベースにしてみたり、小物などに取り入れてみることをお勧めします。闘牛が赤いマントを見ると興奮するように、人間も動物、視覚的効果も期待できると思いますよ。

◆イライラを鎮めるツボ

・「神門(しんもん)」

「神」は心、「門」は出入り口を表すと言われ、心臓に異常があればここに違和感を覚えると言われています。

怒り、ヒステリー、イライラ、心身症、不眠症、動悸など、胸が痛むときにこのツボを押すことで、高ぶった感情を鎮めるとされています。

 

ツボの位置:手首の関節部分、小指寄りの端にあるくぼみ。

ツボの刺激法:反対の手の指でくぼみを軽く抑え、グーパーを繰り返す。

 

・「内関(ないかん)」

内関が硬い場合は、体のエネルギーの巡りを止めている状態といわれ、イライラ、ヒステリー、不眠、心臓や胃の不調が現れるとされています。

常に内関を柔らかく保つようにしてください。

 

ツボの位置:手首から指の幅2本分ほどひじの方向へ離れたところ。

ツボの刺激法:反対の手の親指で、ツボを指圧。この付近をもみほぐしても効果があります。

 

「イライラ」すると、短時間で済む仕事が、何倍以上の時間かかってしまう…なんてこともありますよね。まず「イライラ」は、精神衛生的にも良くないそうです。簡単なこと過ぎて効果があるの? と、疑われるかも知れませんが、百聞は一見にしかず。試して見てはいかがでしょうか?


< 取材・文 / 放送作家 石橋アキ江 >

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この記事を書いた人

放送作家 石橋アキ江

"テレビ番組、ラジオ番組の構成や脚本を執筆中。 中学校教員として十年以上の経験から、現場で悩みを抱える多くの人達に人生は楽しいものだと思ってもらえる作品を提供したいと日々模索中。参加作品「神秘に触れる夜」「ADVANCE EARTH」「携帯恋愛アプリMYNAME」など。"

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