一年の中で、2,3月は美容整形をする人が多いシーズンなのだそうです。
特に、中学、高校、短大、大学を卒業する女性は、人間関係が変わるのを期に、また春休みで時間があることで、プチ整形ではなく本格的な整形を行う人が多いとのこと。人気の整形部位は、二重まぶたなどの目、そして鼻を高くするなどの鼻。実は女性だけでなく、近年は男性も増えているそうです。
料金はピンキリ、お店にもよりますが、人気の二重まぶたは約10万円から。鼻を高くするのは約5万円からあるそうです。また、ニキビ跡、ホクロ、そばかす、あざ、といった顔の皮膚に関する悩みを解消したり、女性の場合は豊胸も多いとか。
整形手術と聞くと、イメージを悪くとらえる人もまだまだ多い世の中ですが、コンプレックスが解消され明るく過ごしていけるなら結構なことではないかというポジティブな意見も増えてきています。美容整形外科のホームページなどに大凡の料金が見られるので、興味のある人は見てみてはどうでしょうか。春シーズンは混み合うので決意した方はお早めに。
さて、日本では「瞼を二重」「鼻を高く」が多い美容整形ですが、世界ではどうなんでしょう?調べてみると意外におもしろかったので、少しご紹介します。
欧米では日本と真逆!?
人口比率による世界の美容整形率を見ると・・・
1位 韓国
2位 ギリシャ
3位 イタリア
4位 アメリカ
5位 コロンビア
6位 台湾
7位 日本
8位 ブラジル
9位 フランス
10位 メキシコ
1位韓国の美容整形部位トップ3は、「1位:二重まぶた 2位:鼻 3位:輪郭の骨削り」だそうです。欧米人っぽい顔立ちに憧れるのはアジア人の常かもしれません。
この順位は2011年調べなのでデータは多少古いですけど、取り上げるポイントは国によってどんな美容整形が多いのか? です。
鼻は低くする
イタリアでは、特に「鼻を低くする」人が多いそうです。実は欧米ではかなり多く、ハリウッド女優にもたくさんいると聞きます。
そして、鼻を低くする整形が最もメジャーなのはイランで、手術実施数では世界No.1。
鼻が高いと言っても、スーッと通った鼻筋ではなく、イラン人は鼻筋の真ん中がこんもり盛り上がった山型が多く、目立ってしまうためコンプレックスに感じる人が多いとのこと。イランの街を歩くと鼻をテーピングで覆っている女性をけっこう見かけるそうです。そういう方は鼻を整形した後だとか。それほどポピュラーなんですね。
胸を小さくする
胸に関する美容整形で世界のスタンダードは、やはり豊胸です。特に2位のギリシャは、セクシーな女性がモテるという風潮から、特に豊胸を施す女性が多いとか。
しかし、欧米では逆に胸が大きすぎてスタイルバランスが悪いと、胸を小さくする女性は多いそうです。
アメリカのテレビドラマ「モダン・ファミリー」で子役として人気だった女優、アリエル・ウィンターは15才頃から胸が大きくなりはじめ、身長155センチでアメリカサイズのFカップに。見た目がアンバランスというだけでなく、首や脊椎の痛みをあったようです。ネットでは「気持ち悪い」などと中傷する書き込みも多く、精神的苦痛を負いました。そこで17歳の時に、胸を小さくする美容整形手術を受けます。悩みは解消されました。
胸の大きな女性があまり好まれない国もあります。
まず、ブラジル。ブラジル人は胸とお尻が大きいのが特徴。お尻のほうが目立ってしまいそうですが、胸を小さくする人のほうが多いとのこと。また、イランでも胸を小さくする人は多いそうです。これは宗教的要素が大きいらしく、女性は特に肌の露出を抑えるため、男性からの視線を極力浴びないよう務めているのではないでしょうか。
さて、次からはお国柄の美容整形です。日本ではなかなか要求しない部位です。
フランス人の耳
フランス人は耳を気にします。日本では、耳に特徴があると出世耳などと呼ばれますが真逆です。
昔からフランスでは、正面を向いた時に耳が「C」のように飛び出た耳を「ダンボ」「キャベツ」といって嫌うそうで、地域によっては治すための手術費用が行政から出るそうです。
フランスだけでなく、ヨーロッパでは、大きい耳、上に尖った耳などは、「悪魔の耳」と呼ばれ忌み嫌われるため、幼いころに治すケースが多いとのこと。昔から、ヨーロッパでは悪魔の存在を信じ、姿を遇画しましたが、その耳はだいたい尖っていますよね。そのイメージなんでしょう。
アメリカでは足の指
ハイヒールを履いたとき、歩きやすく見た目を美しくするための整形が数年前に流行りました。足の指の骨を削って長さを整え、足の裏にボトックスというものを注射することでクッション性を持たせる美容整形。「シンデレラ整形(英語名:TOE-SHORTENING)」とよばれています。
ところが、足の指先の骨をドリルで削るため、施術後でも痛みが伴うそうで、今では下火になっているようです。
ギリシャでは男性の◯◯を
2011年、ギリシャで男の生殖器を増強する手術が592件ありました。これは世界の約10倍の件数だそうです。ある意味ギリシャ神話です。
お金持ちの象徴
日本では、美容整形したことを隠す傾向にありますが、海外ではお金を沢山かけていっぱい美容整形したことを自慢するセレブが多いそうです。お金持ちであることをアピールしたいんですね。価値観のギャップが凄いです。