元サッカー日本代表・太田宏介、引退後は「ビジネスやりたい」 元女子バスケ日本代表・三好南穂、アーチェリー日本代表・武藤弘樹と対談

2022/12/06
佐藤 勇馬

サッカー・ワールドカップカタール大会の全64試合を無料生中継する「ABEMA」が、11月24日から12月1日まで世界で活躍するアスリートをゲストに招いたイベントを東京・渋谷の各地で開催。11月27日・30日には、トヨタ自動車に所属する選手・コーチら(GLOBAL TEAM TOYOTA ATHELETE)による「#世界にチャレンジ」をメッセージとしたトークショー「日本を背負う想い~世界にチャレンジ~」が実施されました。

トークショー1日目は、元サッカー日本代表でFC町田ゼルビア所属の太田宏介選手と、トヨタ自動車所属の元バスケットボール日本代表・三好南穂さんが登場。「日本の代表に選ばれた時、嬉しい気持ち、責任感、どちらの方が強くありましたか?」という質問に対し、三好さんは「厳しい合宿を重ねてきたので、やっと入れたという嬉しさが一番でしたね。その後はすぐに、自分が入った分、落ちたメンバーもいるので、その選手たちや日本のために頑張らなければいけないなという責任感は出てきました」と語りました。

太田選手は「嬉しい気持ちはありましたが、すぐに緊張に変わりました。当時の日本代表はメンツが濃くて。合宿では夕飯のテーブルで、トップ選手の中にひとつだけ椅子が空いていて、そこに座ることになったんです。試合では会ったことがありましたが、喋るのは初めてだったのでめちゃくちゃ緊張しましたね」と話し、それぞれ日本代表の「重責」について明かしました。

トークショー2日目は、太田選手とトヨタ自動車所属でアーチェリー日本代表の武藤弘樹選手が対談。「世界と戦うために心がけていること」というテーマで、武藤選手が驚きの練習を明かしました。それは「矢を1000本打つ」という練習方法で、武藤選手は「今の世界のトップの選手は1日300本くらい打っています。それでも多いくらいですが、僕は大学生の頃からアベレージでその倍くらい。一番きつかった練習では1ヶ月毎日1000本打っていました。文字通り、血が指ににじむほど」と明かしました。

また、引退後のセカンドキャリアに話が及ぶと、太田選手は「現役をやめたら違うことがやりたいですよね。ビジネスをやりたい。今は色々と準備もしています。もちろん、サッカーに100%を注ぎますが、その後の長い人生の準備もしっかり怠らないようにしたいなと思っています」と意外な展望を告白しました。

イベント後、太田選手への特別インタビューを実施。「スポーツ界がもっとこうなったら良いのにな」と感じることについて、太田選手は「個人的には『サッカーを盛り上げよう』というよりも、マイナースポーツをもっとメジャーにさせるようなことをやっていきたいと思ってるんですよ。それこそ、アーチェリーというスポーツやそのルールがもっと世の人に知られたら良いなとか、もっとTVでの露出が増えたら良いなとか考えていて、そういう活動をやりたいんですよね。一時期注目度が高まったカーリングやラグビーもその後が続かなかったりとか、マイナースポーツにおける改善点ってたくさんあると思うんです。そこに関わって、スポーツ全体を盛り上げていきたいと思っています」と話しました。

最後に、太田選手は今後チャレンジしたいことについて、「『世界にチャレンジ』というところで言うと、僕はヨーロッパに行って活躍できなかったので、子供を世界で勝てる子にしたいです。それはもうサッカーじゃなくても、どのジャンルでも良いです。とにかく若い頃から日本以外のところに触れさせて、グローバルに生きる子供にしたいですね。それが夢です」と語っています。

【ABEMA FIFA ワールドカップ カタール 2022特設ページ】
https://abema.tv/video/genre/fifaworldcup
https://abema.tv/video/title/16-76

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この記事を書いた人

佐藤 勇馬

新宿・大久保在住のフリーライター。個人ニュースサイト運営中の2004年ごろに商業誌にスカウトされて以来、芸能、事件、ネットの話題、サブカル、漫画、プロレスなど幅広い分野で記事や書籍を執筆。著書に「ケータイ廃人」(データハウス)「新潟あるある」(TOブックス)など。 Twitter:ローリングクレイドル

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