祝!事務所所属の柳ゆり菜、由紀さおりからの「何かあったの?」に「言えません」

2021/06/02
石井隼人

芸歴50年を超える歌手で女優の由紀さおりが映画初主演を飾る『ブルーヘブンを君に』(6月11日公開)の公開直前イベントが6月2日“バラの日”に都内で行われ、主演の由紀さおり、共演の小林豊(BOYS AND MEN)、本田剛文(BOYS AND MEN)、柳ゆり菜、そして秦建日子監督が登壇した。

不可能の代名詞といわれた「青いバラ」を品種改良により生み出した実在のバラ育種家の女性をモデルに、いくつになっても夢を諦めない人生の素晴らしさを描く。映画初主演の由紀は「映画初主演と言われて、自分としては『そうなんだあ』というのんきな気持ちで、気負いもなく岐阜の土地の皆さんと暮らした一人の女性を演じるという思いがありました。現場に通うのも楽しく、エキストラの皆さんとの交流も心に残っています」とニッコリ。

兄弟役を演じた小林と本田は、由紀から「映画の中よりも今日の方がスマート」と指摘されると、小林は「撮影中は岐阜の美味しいものをいただき、岐阜色に染まっていたので太ったのかも」と照れ笑い。さらに由紀は柳について「撮影以来2年ぶりに会ったらほっそりとしている。撮影当時は今みたいに淑女のようではなくて力強かった。『何かあったの?』と聞いたら『それは言えません』と言われました。3人ともスマートになったので『あらまあ』と思いました」と久しぶりの再会に驚きもあったよう。スタッフ・キャスト共にロケ地・岐阜はお気に入りのようで、秦建日子監督は「撮影が終わるとみんな『今日は何を食べに行くか』などと話し合っていたし、撮影後に『岐阜から帰りたくない!』というスタッフもいたほどです」とにこやかに報告していた。

一方、柳は由紀について「周りの空気がゆっくりと動いているような方で、由紀さんのゾーンに入ると私も穏やかな気持ちになる。まるでバラのような雰囲気を持っている方で、尊敬する年上の女性に甘えるような感じ。素晴らしい女性で私も見習いたい」とリスペクト。それに由紀は「3人ともみんな可愛くて、距離感も感じず、役柄にすぐに溶け込んでいくような感じでした。お天気も良くて、気持ちのいいロケでした」と仲睦まじい様子をうかがわせた。

また「持ち続ける夢」を聞かれた由紀は「これからの私の人生がどれくらいあるのかはわからないけれど、私は会ったことのない自分に出会いたいと思って日々暮らしています。『夜明けのスキャット』からずいぶん経ちましたが、私は欲張りなので自分の知らない自分がまだいるのではないか?と思っています」と70歳を超えてもなお枯れぬ探求心を口に。小林は「ボイメンで紅白歌合戦に出場したい!叶えたいではなくて必ず叶える。叶える自信はある」と宣言。由紀から「やると決めたのならば、それは出来ると思うわよ」と背中を押されると、「由紀さんに言われると、さらに頑張る気持ちが高鳴ります!」と大興奮。柳は「野生のイルカと泳ぐのが幼少期からの夢」と明かし、秦建日子監督は「子供の頃から憧れていた由紀さおりさんの初主演映画を撮れたこと!」と感激していた。

一方の本田は「名古屋に自社ビルを建てたい!そこにウチの事務所を入れて、一階は地元の美味しいお店を入れて、3階にはライブステージを作る。ほかの階にはテナントを入れて、そこでも収益も上げたい。企業の皆さん、名古屋に支社を出す時はぜひボイメンビルでお願いします!」とまるで実業家のような夢。それに由紀は「ライブ会場を作ったら、いつか私を出してちょうだいね。歌いたいわ~」と本田の夢に乗り気だった。

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石井隼人

映画好きエンタメ系フリーライター。「来るもの拒まず平身低頭崖っぷち」を座右の銘に、映画・音楽・芸能・テレビ番組などジャンル選ばず取材の日々。ありがたいことに映画作品のパンフレット執筆、オフィシャルライター&カメラマンを拝命されたり、舞台挨拶の司会をしたり…何でもやります!

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