売れっ子の仲野太賀、2020年大晦日はカーフキックに一番熱狂

2021/02/12
石井隼人

人生のほとんどを刑務所で過ごした実在の男をモデルに、「社会」と「人間」の今をえぐる問題作『すばらしき世界』が2月11日、ついに全国公開!同日には東京の新宿ピカデリーにて公開初日舞台挨拶が行われ、主演の役所広司、共演の仲野太賀、六角精児、北村有起哉、そして西川美和監督が出席した。

直木賞作家・佐木隆三によるノンフィクション小説『身分帳』の舞台を現代に置き換えて、

13年ぶりに刑務所から出所して人生をやり直そうとする三上(役所)と、それを取り巻く人間模様と現実を描く。

作品タイトルにちなんで「自分にとっての“すばらしき世界”とは?」との共通質問が出された。それに役所は「戦争や紛争がなくなり、地球の二酸化炭素も少なくなって、世界中の子供たちが夢を持てるような世界は素晴らしい」と世界平和を祈願。さらに今年開催予定のオリンピックにも触れて「スポーツを通して世界中の人間が熱狂している姿を見ると、世界は素晴らしいとつくづく思います」とコロナ禍の早期収束を願っていた。

仲野は昨年大晦日に行われた総合格闘技『RIZIN』での堀口恭司選手の衝撃的一戦を挙げた。カーフキックが一躍注目された圧勝試合だ。「500日ぶりの王座奪還!あまりにも嬉しすぎて、その年一番くらいの大熱狂をして涙を流した。エンタメから沢山の感動をもらえることを改めて感じました」と感動を報告した。

六角は「コロナ前の世界」を「すばらしい世界」だといい「今はその当時の日常がまったく出来なくなっているので、改めてコロナ前の世界が素晴らしい世界だと思いました。少しでも早く素晴らしい世界に戻ってくれたら嬉しい」としみじみ。

北村も「僕も六角さんと同じ意見です。忘年会、新年会、花見。毎年やっていたものがすべて延期。当たり前に出来ていたことができない。コロナ禍前の世界こそが素晴らしい世界だったと思う。今の状態が良くなった時は、みんな急に忙しくなるでしょうね~!」と明るい未来に思いをはせていた。

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石井隼人

映画好きエンタメ系フリーライター。「来るもの拒まず平身低頭崖っぷち」を座右の銘に、映画・音楽・芸能・テレビ番組などジャンル選ばず取材の日々。ありがたいことに映画作品のパンフレット執筆、オフィシャルライター&カメラマンを拝命されたり、舞台挨拶の司会をしたり…何でもやります!

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