9月28日(金)から公開の映画『かごの中の瞳』は、視覚障害者である主人公の見えない世界を映像化した意欲作。
目が見えない頃の生活
物語の主人公は、子供の頃に交通事故で両親と視覚を失ったという設定。現在は、夫の献身的な支えで、何の不自由なく生活しているんです。そんな中、突然、病院から電話が。ドナーから角膜が届いたとの事で緊急手術。目が見えるようになった主人公は、新たな世界が開け、旅行へ行ってみたり、性格も積極的になっていくんです。
ヒリヒリしたサスペンスへ発展!!
目が治り、有頂天の主人公。露出度高めのドレスを着たり、色っぽいメイクにしてみたり、あまりにも変化に戸惑う夫。挙げ句、初めて会った男と長話。周りの目線も気になるようになってきて……。そこから物語は急バンドル!!ヒリヒリしたサスペンスへ発展していきます。
視覚障害の世界を映像に!!
視覚障害のある主人公の世界を万華鏡のような不思議な映像で表現。カラフルで幾何学的な映像が独特。プールで泳いだり、クラブで踊ったりしてるシーンでも、広い空間に自分一人というスタイリッシュなセンス。
逆に、目が見えるようになってからは、最初はモヤがかった映像から徐々にカラフルな世界へなっていく演出。主人公の感動がダイレクトにリンクしてきます。
無国籍なロケ地!!
ロケ地は、主人公たちが暮らす異国情緒あふれるタイ・バンコク、旅行先のスペイン・バルセロナの歓楽街。でも、出てる役者さんたちは、アメリカ人、オーストラリア人、イタリア人の白人系という無国籍で、独特な雰囲気がプラス!!
濃厚なサスペンス・ドラマ好きな方にはオススメの1本です!!
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