ジャニーさまもきっと好きだったに違いない!「YOU!やっちゃいなよ」絵本

2019/07/19
N田 N昌

日本のエンターテイメント界で数々の功績を残したジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長が先日、亡くなられました。

テレビでは連日、特集企画が放送されておりました。雑誌AERAでも、急遽、追悼特集が掲載されておりました。

そのAERAの記事の中でも、ジャニーさまの「YOU!やっちゃいなよ」に込められた想いについて触れておりましたが、TOKIOの国分太一さまも、MCを務める情報番組「ビビット」(TBS系)内で、この番組を始める際、どうしようか悩んでいた時、背中を押してくれたのが、この「YOU!やっちゃいなよ」だったと語られておられました。

そう、「YOU!やっちゃいなよ」は、様々なこと挑戦しているジャニーズ事務所の所属タレント全員が心に持っているジャニーさまのお守り的な言葉でございます。

そんなジャニーさまは、どんな絵本が好きだったのか…

いろいろ探してみましたが、絵本に関するジャニーさまのコメントを見つけることができませんでした。

そこで今回は、ジャニーさまがきっと好きだったに違いない。好きになったに間違いナッシングな絵本をご紹介させて頂きたく存じます。

「ラチとらいおん」(文・絵:マレーク・ベロニカ 訳:徳永康元 出版社:福音館書店)

初版は1961年。日本での刊行は1965年。ハンガリーの絵本でございます。ジャニーズ同様、長年愛され続けているロングセラーでございます。

気の弱い男の子、ラチが主人公。犬が怖い、ひとりで暗い部屋に入れない…、

絵に描いたような怖がりで弱虫な男の子でございます。友達からも仲間外れにされております。そんなラチがある日、ライオンと友達になり、そのライオンの指導、協力のもと、少しずつ一歩ずつ、たくましくなっていく物語でございます。

ジャニーさまが、ジャニーズ事務所の所属タレントさま方に対して、「YOU!やっちゃいなよ」と背中を押す姿、それが、この絵本のライオンの姿にかぶるのでございます。ライオンは、時には優しく、時には厳しく、自分の息子のようにラチの面倒をみます。そして、ラチはライオンに背中を押され、一歩を踏みだすのでございます。踏み出す勇気を学ぶのでございます。

まさに、ジャニーさまの「YOU!やっちゃいなよ」、この言葉、想いを絵本にしたお話なのでございます。

(文:絵本トレンドライター N田N昌)

 

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この記事を書いた人

N田 N昌

放送作家・ナンセンス絵本マニア 「有田とマツコと男と女」「レゴニンジャゴー(アニメ)」 「天才テレビくんMAX」「小島慶子のオールナイトニッポンGOLD」 など、テレビ・ラジオ番組の構成脚本を担当。

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