VR AR MRの違い分る?最新VR作品が『アドバンスドテクノロジーラボ』に集結!

2017/12/21
マガジンサミット編集部

VR・MRコンテンツが一堂に介する「ATL SHOWCASE フェス 2017」が、渋谷区広尾の【アドバンスドテクノロジーラボ(以下 ATL)】にて2017年12月16日に開催されました。

これは、ATLの客員研究員が制作したVRコンテンツを中心にMRやモーションキャプチャーデータを用いた映像作品など全12作品が展示され、”先鋭的”なVR・MRコンテンツを体験できるイベント。各作品の開発者から制作の裏側などを聞けるライトニングトークも行われるなど、一般の参加者も交えてVRコンテンツの世界を楽しみました。

 

アドバンスドテクノロジーラボ(ATL)とは?

ATLは、2017年6月にオープンした「株式会社リクルートテクノロジーズ」が運営するオープンイノベーションスペースです。最新のVR開発用機材に加え、モーションキャプチャー等の設備を無償提供し、研究開発などの支援をおこなっています。

今回の「ATL SHOWCASE フェス 2017」には、「普段はWEBコンテンツの開発をしている。VRに興味があり研究員に応募した」「個人で性能の良いVR機材を購入するのは金銭的に余裕がなく、ATLラボを活用させてもらっている」「周囲にVRコンテンツ製作者がおらず、仲間や意見交換を出来る人を探してATLに登録した」など、さまざまな理由でATLに集う研究員たちが、最新のVR開発機材を使い日頃の研究成果を発表しました。

 

うわっ!マジで?!思わず声に出ちゃう面白さ

VRコンテンツの楽しさは、なんといっても参加者が体験できること。

今、写真の男性はバーチャルの世界で、勝手に部屋に侵入してくる“招かざる客”と必死に闘っているようです。写真下では“招かざる客”が襲いかかってきています。ひいいい~!

 

VRを活用していかに楽しむか?アイディアがいっぱい!

それぞれの展示には、研究員が実験的に仕掛けたアイディアや意図があるようで、説明を受けて初めて「へぇ~」!と驚いたり感心したり。テクノロジーの凄さや難しいことは分りませんが、その“最先端の技術”を駆使して、いかに楽しんでもらうか?アイディアがキラリと光る作品ばかりでした。

田中正悟さん(HTL研究員)の作品HoloTakibi』は、HoloLens…ホログラフィック ヘッドマウント ディスプレイを活用した「MR」の世界を楽しめるコンテンツ。

「MR」Mixed Reality( ミックスドリアリティ)は、日本語で「複合現実」と呼ばれ、CGと現実世界の情報を組み合わせて仮想世界と現実世界を融合させる技術。つまり「ARとVRの良いとこどり」のようなシステムです。

HoloLensを被ると、目の前に焼き芋と白い◎(マル)が現れます。その白い◎を空中でタップすると…

あら!不思議。実際にある焚き火セットが明々とし、耳元にはパチパチと焚き火の燃える音がします。(どうして、何で?)

 

研究員のIden&Tityさんの作品『食欲の秋~視覚食VR(シカクショック!)』は題名通り、最後に誰もが(ぎゃっ!騙された…)と思うはず。

バーチャル空間で女の子の板前さんに寿司を握ってもらいます。イクラの軍艦巻を「あーんして」と口元に運んでもらい、実際に食べたものは……(おお!イクラの軍艦巻)

と、思ったら、なんと!イクラじゃない!?え~!!!

 

ゲストクリエイターの宇都宮正宗さんの作品VRぶつかり銭湯』は、子どもが銭湯で迷子になってパパを探し回るという、コンセプトのシュールさに引き寄せられて体験。

内容はシュールでも、この作品のなかにはさまざま仕掛けがあるようです。なにやら“VR酔い”を防ぐために工夫があるそう。

無間地獄にように男風呂が広い。歩いても、歩いても、パパは見つからず、客、桶にぶつかり吹き飛ばしながら男風呂をさまよい続けます…助けて~。ちなみに、さまよっていると、シブい男性の声が聞こえてきます。シャンプーをしながら傍らにいるはずの子どもに話しかけているパパの声らしく、声の強弱がビーコンの役目を果たします。

 

UUUPAさん(ATL客員研究員)のVR錯覚ターン – VR Illusioning Turn』ではVR空間に広がる城の高い塀(へい)の上を、ジクザグと曲がりながら、かなりの距離を歩く作品です。

バーチャルだと分っていても、足を踏み外して落ちるのではないかと恐怖にかられ身体がすくみます。やっとの思いでたどり着いたその先でHMDゴーグルを外すと、現実空間では最初の位置に戻っているではありませんか!?

これは「バーチャル空間で曲がった角度と現実空間で曲がった角度が違う」また「バーチャル空間は階段を上っているようで、現実ではただの平地を歩いている」などの錯覚を利用したもの。

この錯覚を利用すれば、日本の一般的な家庭のリビングや商業施設などでも、例えば、広大な空間を移動したり美術館をまるごと体験したりすることが可能だそうです。

 

BUDDHA108(ATL客員研究員)のモーションキャプチャーを利用したMV動画『踊麺 -オド・メン-』は、CGで細部まで作りこんであり、ラーメンの汁やチャーシュー、そして踊る麺たちが美味しそう!…ではなく、ロックバンドTHE NUGGETSのメンバー4人による激しいツイストダンスを見事にキャプチャーしており、いつまでも見ていたくなるような楽しさ。

麺、一本いっぽんの動きが緻密。なかにはネギや海苔がついた踊麺もいて笑えました。

 

世界を変えるアイディアが生まれるかも!

今回、紹介しきれなかった作品や、作品の詳細は「ATL SHOWCASE Created at ATL」にて公開中。各研究員の制作意図やテーマ、制作過程などを読むことができます。

https://atl-hiroo.recruit-tech.co.jp/showcase/

 

ATLでは、定期的にインベントやフェスを開催しており一般公開されています。VRコンテンツに興味のある人も、まったくない人も楽しめるのでぜひ、チェックしてみて!

 

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