日常の「あるある」には名称がある!?クイズに出そうな現象・効果・症候群

2018/03/29
放送作家 石原ヒサトシ

春はTV番組の改編期でクイズの特番もよく放送されます。そこで、普段見かけたり、経験するような、何気ないあんなことこんなことに「◯◯現象、◯◯効果、◯◯症候群、などといった名前がある」という、ちょっと意外な雑学をご紹介します。クイズ番組で出題されたとき正解できると嬉しいですよ。

1:年令を重ねるごとに「一年が早く過ぎて行くようになるなぁ~」と感じますよね? このように体感時間が速くなることを…

【ジャネーの法則】と言います。

19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案した法則。主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に説明した。

2:これは見てはダメ! これはやっちゃダメ! と、禁止されると逆にそれを破りたくなってしまう心理的効果のことを…

【カリギュラ効果】と言います。

語源は1980年に上映された「カリギュラ」という映画。ローマ皇帝カリグラを主人公とした、性描写がエグい映画だったため未成年者禁止。米国ボストンでは上映禁止になったが、そうなると観たくなるのが人間の心理で、隣州などの映画館へ観に行く人が殺到した。

玉手箱を開けてしまった浦島太郎、校則を破るヤンキーも同じ効果か。「押すなよ」と言われて熱湯風呂へ落とし込むダチョウ倶楽部は、この効果を利用したネタ(笑)。

3:アナログ時計を見た時、秒針が数秒ほど止まったように見える。これを…

【クロノスタシス】と言います。

名前は ギリシア語の「クロノス」(時間)と「スタシス」(持続)に由来。これは、サッカード(英語)と呼ばれる速い眼球運動の 直後に目にした最初の映像が長く続いて見えるという錯覚。

4:ある人物の名前を聞かれた時、その人の顔、体型などの容姿、職業、趣味、人柄などの周辺情報は思い出せるのに、どうしても名前が出てこない! なんてことありますよね。これを・・・

【ベイカーベイカーパラドクス】と言います。

「この人の職業はパン屋(Baker)です」「この人の名前はベーカーです」と、人に教えたのちに、この人の名前は? と聞くと「職業がパン屋というところまで思い出せるのに、ベイカーという名前が思い出せない」という心理学的なジョークから付いた名称。

先に聞いたパン屋のベーカーの印象が強くて、名前が同じだと印象が薄くなってしまう。このように、思い出したい事柄の周辺は次々に想起されるのに、肝心の事柄が思い出せないこと。

ベイカーベイカーパラドクスと似ていますが・・・

5:アレなんだったっけ、えっと、ほら…と、そこまで出ているのに、思い出せそうで思い出せないこと、クイズ番組を見ているときよくありあますよね? これを…

【舌先現象(TOT現象)】と言います。

世界の多くの言語に「舌先まで出かかっているのに」という、ど忘れを意味する慣用句がある。つまり世界共通の“あるある”ってこと。(※「TOT」とはtip-of-the-tongue phenomenon の略)。

6:ポケットに入れたスマホ・携帯電話が、着信してもいないのにバイブレーションが動いたと錯覚し反応してしまうことを…

【ファントム・バイブレーション・シンドローム(幻想振動症候群)】

7:音楽の同じメロディーがリピートされて鳴り続け頭から離れないことを…

【イヤーワーム】と言います。

 “耳の中の虫”という意味の心理的強迫障害で、ガムを噛んだり、他の曲を聴いたり、その音楽を最初から最後まで全部聴いたりすると、リピートが消える場合があるとか。ボブ・ディランの「風に吹かれて」がリピートされるという話題がきっかけで「ディラン効果」という別名もある。

8:ギャンブルで投資した金額を、このまま続ければ回収できるなどと錯覚し、止めどなく投資してしまう、こんな行為を…

【サンクコスト効果 または コンコルド効果】と言います。

サンクコスト効果は経済学用語で「埋没費用」という意味。今まで賭けた投資時間や費用、精神的な想いに対して、明らかに返って来る見込みが少ないのになんとか取り返そうとする心理状態を表した言葉。

コンコルド効果は、同様にあてはまる心理学的効果。

・長く付き合った異性と別れたいけど、今まで過ごした時間やお金が無駄になるのでずるずる付き合ってしまう。

・ハマって好きだった歌手のCD、マンガのコミック、など、その情熱はすっかり薄れているのに続けて購入し集めてしまう。

辞めたくてもなかなかやめられない、辞めるともったいない、という、わかっていても踏ん切りのつかない人間の心理。

9:周囲の関心や同情を得るため、自分または他人をわざと傷つけたり病気を装ったりする、いわば自作自演で注目を浴びようとする症状を・・・

【ミュンヒハウゼン症候群】と言います。

虚偽性障害に分類される精神疾患の一種。症例として周囲の関心や同情を引くために病気を装ったり、自らの体を傷付けたりするといった行動が見られる。1951年にイギリスの医師、リチャード・アッシャーによって発見され、「ほら吹き男爵」の異名を持ったドイツ貴族ミュンヒハウゼン男爵にちなんで命名された。

ちなみに、自分の子供などを傷つけて、自分も可哀想な同情を得る行為を【代理ミュンヒハウゼン症候群】と呼ぶ。

10:会議やディスカッションの場で、誰もが思いつきそうなレベルの低い意見を出すことで、他から優れたアイディアを引き出すことを…

【マクドナルド理論】と言います。

「ランチにどこの店へ行く?」という問いかけに「マクドナルドへ行こうよ」と言うと、周囲が口を揃えて「それはやめよう」と否定し、それよりあの店、だったらこの店、と次々に提案が飛び交う、そんな理論。アメリカのジョン・ベルさんという方が提唱。

“コレを言ったらつまらないと言われそう”と思って発言できない。そのハードルを思い切り低くすれば、“あの意見よりはマシだろう”と感じて皆発言しやすくなる、という流れ。

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この記事を書いた人

放送作家 石原ヒサトシ

放送作家 「クイズ雑学王」、「ボキャブラ天国」等 バラエティを中心にイロイロやってきました。なんか面白いことないかなぁ~と思いながら日々過ごしています。野球、阪神、競馬、ももクロ、チヌ釣り、家電、クイズ・雑学、料理、酒、神社・仏閣、オカルトなことがスキです。

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