「TOKYO もしも FES 渋谷 2023」開催、VR地震体験や防災クイズで防災知識を身につける

2023/09/04
マガジンサミット編集部

9月2日、3日に代々木公園にて、渋谷の街・人と一緒に考える、参加型の防災イベント「TOKYO もしも FES 渋谷 2023」が開催された。同イベントは、渋谷に暮らす人、働く人、遊びに来た人の全てをターゲットとした「防災」、「減災」のための普及啓発イベントとなっている。

初日は、ステージの会場にて長谷部渋谷区長を迎えてオープニングセレモニーが実施された。イベントの見どころや遊び方などが紹介されたのち、テープカットで開会を祝福。なお会期中、同ステージでは「岡山大学×こくみん共済 coop ぼうさいPiPit!ダンス」、「ラブライブ!スーパースター!!」などのショーも行われた。

主催組織でもあるこくみん共済 coopのブースでは、VR地震体験、防災クイズ、防災リーダー診断、住まいの地盤診断などの企画が行われていた。

VR地震体験は、VRゴーグルを装着して地震の揺れをリアルに体感するというもの。気象庁が公開している強震観測波形データに基づいた揺れが再現されていて、過去の複数の巨大地震を同じVR空間で比較体験できる。今回は自宅のキッチンと学校の教室での揺れを体験することができ、本棚が倒れたり食器が上から落ちてくる、学校の机やイスが倒れて散乱する、といった状況が再現されていた。

防災について知識を学ぶ「防災クイズ」は、子供だけでなく大人も防災知識の学びが多いものとなっていた。例えば「南海トラフなどの巨大地震に備えて、最低約何日分の非常食を用意するのが良いでしょう?」という問題の選択肢は3つ。答えは「1週間分」と、大人でも答案がブレそうな問題もあった。

「防災リーダー診断」は、心理学と統計学に基づいた防災リーダータイプを診断するというもの。全10問の2択設問に答えることで自分のタイプとタイプに合った防災方法を知ることができる。性格タイプは全部で9つ。

実際に診断してみたところ「防災思いやりリーダー」という結果になり、タイプの特徴や防災方法が書かれた用紙とタイプごとのステッカーをもらうことができた。防災思いやりリーダーは、星5段階の内、献身力が5、計画性と行動力が3という評価だった。

「地盤診断サービス」は、住まいの住所をタブレットに入力すると周辺の地図が出てきて、地震・液状化、水害の可能性を診断できるサービスとなっている。現在の住まい以外にも、引越しや新築時の地盤調査の参考にも、地域での防災訓練やハザードマップ、防災マップ作成時にも役立つ。

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