ハマりすぎるとママ激オコ! パパが熱中する『親子ミニ四駆』

2016/03/08
Shoichi Sato

2012年頃から再ブレイクし始めたミニ四駆。各地に設置されたコース場は子どもからサラリーマンまで幅広い客層で賑わっています。その中でも特に土日は、親子でミニ四駆を楽しむ姿が多く見られますね。しかもどちらかというと、パパの方が子どもそっちのけでドライバーを片手に没頭しています。

 

ミニ四駆は、1982年に子どもが簡単に組み立てられ気軽に遊べるプラモデルとして、株式会社タミヤが販売を開始しました。

同社によるとミニ四駆を楽しむユーザー全体の約3割が親子だと推定され、2012年にはタミヤ公認競技会のうち最大の規模を誇る、ミニ四駆『ジャパンカップ』も再開されて大盛況。

 

富士通 乾電池 提供 ミニ四駆ジャパンカップ2015

http://www.tamiya.com/japan/cms/mini4wdevents/3683-j-cup.html

 

大会では、パパが製作を手伝ったマシンでもレースに参加できる『ファミリークラス』も開催しています。

 

ファミリークラス

 

ミニ四駆はアニメ放映などの影響から80年代後半と90年代後半にそれぞれブームが訪れ、男子小学生を中心に爆発的な人気を誇りました。

 

つまり、80年後半から90年後半に男子小学生だった人が大人になり、子どもができ、パパになり、その子どもが小学生くらいになった今、再ブームの波に乗っています。

 

大人買い・理解度・懐かしさ…愉しすぎるパパのミニ四駆

子どもが簡単に作れるプラモデルに、なぜ大人がそこまで熱中するのでしょうか。人気の理由はいくつかあります。

 

「小学生時代に持っていた人気車種のリメイク」などの懐かしさ。「当時のお小遣いでは買えなかったマシンやパーツが買える」、「車体構造や改造についての理解が深まった」など大人ならではの魅力。そして「インターネットやブログで情報収集から拡散」という現代コミュニケーションの発達です。

 

しかし、世の中のパパレーサーたちは「自分の子どもを驚かせたい」「喜ばせてあげたい」というサプライズ精神が何よりのモチベーションなのではないでしょうか。

 

子どもにミニ四駆をプレゼントするついでについつい自分のマシンも購入していたり、仕事帰りに限定パーツを2つ買って帰ったりするパパは少なくないはず。

 

もちろん自分自身が楽しむためでもありますが、子どもの「パパのマシン速い!」、「パパすげー!」という声が聞きたい、というのが本音ではないでしょうか。

 

そして、いつか自分のマシンを追い抜いてくれるのを待っているのだと思います。

 

くれぐれもコースアウトに気をつけて

さて、子どもと一緒にマシン製作や改造、レースを楽しんだパパ諸君。家に帰って待ち受けているものはなんでしょう。そうです。「あなた、子どものためとかいって自分が楽しんでるんでしょ!」というママの雷です。

 

「いや、これは子どものために…」なんて言っていないで、たまにはプレゼントを送るなどしてママも喜ばせてあげましょう。いつも1歩下がって、容認してくれているママがいるから親子ミニ四駆は成り立っているのです。

レースに勝つミニ四駆の基本は安定した走行。いくら速くてもコースから外れてしまったら失格になってしまいますからね。

 

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モノマガジン(mono magazine) 2016年3/16号
ワールドフォトプレス

 

 

< 取材・文 / Shoichi Sato >

 

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Shoichi Sato
この記事を書いた人

Shoichi Sato

地域ミニコミ紙の編集記者、広告代理店を経てフリーライターとして活動中。趣味は山登りなど、スポーツ全般の元高校球児。未確認生物や宇宙、戦国時代 などが好きなロマン追求型。座右の銘は「気は遣うものではなく、配るもの」。 ブログ:s1-thats-WRITE

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