圧倒的な美貌と、SF・鉄道・大相撲観戦といった趣味が素晴らしいギャップを生んじゃうモデルの市川紗椰さんが23日、都内で開催された「STAR WARS Identities: The Exhibition」開催発表記者会見に出席。同イベントの日本展でアンバサダーを務める市川さんは、本展の見どころや『スター・ウォーズ』との出会いについて語ってくれました。
「STAR WARS Identities: The Exhibition」は、『スター・ウォーズ』の世界を体感できる大規模な世界巡回展。ルーカス・ミュージアム・オブ・ナラティブ・アート所蔵の膨大なアーカイブ・コレクションから、小道具、模型、衣装、イラストが展示されるほか、自分のアイデンティティに迫るインタラクティブスペースなども楽しめちゃいます。
アンバサダー就任に際して、オーストラリアで開催されたシドニー展を訪れたという市川さんは、カラフルなワンピース姿で登場(なんという輝き!)。アンバサダー就任の感想を聞かれると「素直にうれしかったです。『スター・ウォーズ』は小学校の時から大好きなので」と笑顔を見せ、本展については「キャラクターに焦点を当てた展示となっていて、おなじみの『スター・ウォーズ』のキャラクターたちを、新しい形で、再発見・再認識できる展示として、日本に上陸します」と紹介。
具体的な内容については「定番な衣装もあれば、ちょっとマニアックな模型の資料とか。どのシリーズからファンになった方も楽しめる内容となっています」としたうえで「他のスター・ウォーズ展、私も行ったことはあるんですけど、決定的に違うところが、『スター・ウォーズ』の世界観だけでなく、人々、我々を形成するアイデンティティの科学にも迫るんですね」と本展ならではの魅力をアピール。
「(会場を)周りながら、あなたを形成するフォースは何なのか?という問いに答えながら、インタラクティブスペースで自分に関する質問を答えるんですが、最終的にプロファイルができて。『スター・ウォーズ』のことも、いっぱい新しいことを知ることができたんですが、自分のことも、知らない発見がいっぱいあって。本当に他にはない展示だなと思いました」と語りました。自分を形成するフォースかあ。なんだか気になりますね。
シドニー展を楽しむ様子を収めた写真に「小学生みたいな笑顔になってますね」と照れ笑いを見せた市川さんには、アメリカで育った過去があります。『スター・ウォーズ』との出会いに話が及ぶと「アメリカでは常に再放送をやっていたりとか。キャラクターが色々な場所に使われて、本当に文化の一部なので、物心ついたときから、馴染みはあったんです」と回想。「映画を初めて見たのは、小学校三年生の時。近所に古い映画を格安で放映している映画館があって。1ドル50セントで『新たなる希望』、エピソードⅣ、一番最初のモノですね。それを見ましたね。そこからドはまりで」と明かしました。
具体的に『スター・ウォーズ』のどんな部分に引き込まれたのか問われると「世界観に引き込まれた感覚が、小三の自分としては、ものすごく異次元な体験で。終わった後に、普通に(映画館を)出て、ショッピングモールなんですけど、突然現実に戻される感覚が、すごく不思議で…。その感覚がたまらなくて」と言い「エピソードⅣは、有名なバーの『カンティーナ』のシーンがあるんですが、そこに出てくる人形たち、色々な異星人たちの、不気味~な感じのリアリティとかも、たまらなく好きでした」とも。
そんな市川さんは、シドニー展では展示物の「作りの粗さ」に感銘を受けたそう。「R2-D2もいるんですけど、正直ちょっと、ペンキの塗り方が雑なんですよ。ちょっとはみ出てたりして。それって映画を何度も何度も見ても、気づいたことなかったことだったんですけど、そういった完璧じゃないところにすごくリアリティがあって」と力説し「そこがキャラの愛嬌とかに出ていたんだなあっていう発見が。生で見てね、色々ありました。これ、語ると長いです」と白い歯を見せていました。
いやあ、見方が熱心なファンそのものですね。その後も『スター・ウォーズ』に対する造詣の深さを見せて会場を沸かせた市川さんが日本展のアンバサダーを務める「STAR WARSTM Identities: The Exhibition」は、2019年8月8日~2020年1月13日まで、寺田倉庫 G1 ビルにて開催です。市川さん、そして読者の皆さん、フォースと共にあらんことを。