仕事にも遊びにも一生懸命に向き合う 「不動産投資は天職」と語る新川氏に聞いた魅力や生き方

2023/04/10
マガジンサミット編集部

 老後2,000万円問題が露呈して以降、投資に関する話題が注目を集めている。しかし、興味を持ってもリスクを恐れて始められないという人も多いだろう。そんな時に頼りになるのが株式会社クリスティかもしれない。投資用物件を専門に扱う同社は、無料相談やセミナーなど充実したサポートで投資家からの信頼も厚い。「不動産投資は天職」と語る新川義忠代表取締役に、不動産業界に進んだ理由、不動産投資の魅力、生き方について聞いた。

 

運命的な再会から事業継承を決意

 インテリアデザインの専門学校を卒業したのち、住宅設備を扱う会社に就職しました。そこで営業を担当しており、成績は常にトップ。ところが次第に、その成績に疑念を抱くようになります。会社は当時、すでに創業50年を超えていて、どの訪問先でも苗字ではなく、社名で呼ばれていました。会社の威光を笠に着ているから、売れているのかもしれない。そう思って会社を辞め、腕試しのために一から出直すことを決めました。そして出会ったのが、創業2年目だった株式会社クリスティです。ここであれば純粋に力を試せると思い、入社を決意。14年間働いた後、独立をして富士企画株式会社を設立したのですが、クリスティの創業者社長の小林が亡くなった直後に、小林の奥様と偶然再会。小林が引き合わせてくれたに違いないと思い、クリスティを継承した次第です。

 クリスティは創業25年、投資物件を専門に扱う不動産会社です。一般的に不動産投資といえば、新築の区分マンションを扱うイメージがあるかもしれません。しかし、当社で扱うのは中古の物件が中心で、200万円から5億円という幅広い価格帯の物件を扱っています。また、扱っている物件の8割は、ポータルサイトには掲載されていないということも特徴です。「インターネットに出ないような情報が欲しい」という顧客のリクエストに応えた結果、このようになりました。ですから、ちまたにあふれている、いわゆる人気物件に満足できない方でも、納得できるものが見つかるはずです。

不動産投資に触れられるコワーキングスペースを開設

世の中には不動産投資をギャンブルであると思っている人がたくさんいます。でも、よく考えてみてください。例えば、同じ200万円のローンを組むにしても、車であれば気になりませんよね。それが中古の区分マンションを買うとなるとためらってしまうのは、なぜでしょう。不動産は賃貸収入を生んでくれますし、その収入で車を購入することもできます。当社で扱っている物件は利回りが約10%ですので、特別な努力をせずとも、自動的に約20万円が入ってくることになります。

もちろん、利息がほとんどつかない銀行に預けっぱなしにしておくよりも、利益が出やすいでしょう。そうとはいっても、初めて購入する際は、高い精神的なハードルがありますし、運用を始めても不安は尽きないはずです。ですから、まずは気軽に不動産投資に触れられる場所が必要だと感じていました。

2023年1月、富士企画が入居するビルの3階にコワーキングスペースを作りました。内装のデザイン、施工共に私が行いました。私はサーフィンが好きなので、海を感じられるように意識し、大きな波のオブジェを置きました。このスペースに入ると、ビルの古さからは想像できない意外性と驚きがあり、ワクワクしていただけると思います。このスペースで、不動産投資について学べるコミュニティを作りたいと考えています。

私はここを根城に仕事をする予定なので、訪れて楽しく話をしているうちに、自然と不動産投資に関する知識や、投資家としてのマインドセットを得られると思っています。

遊びは仕事をするための活力

 私が大切にしているのは、「明日野郎はばかやろう」、「仕事も遊びも一生懸命」、「やったことないことをやってみよう」、「やりもしないで無理って言うな」の4つです。仕事も遊びも、この軸の元に動いています。今の世の中って、生きるために働く傾向がありますよね。それがそもそもの間違いだと思います。もし明日死ぬことがわかっていたら、仕事をせずに遊ぶことを選ぶでしょう。遊ぶことは仕事にもいい影響があります。私はよく仕事前にサーフィンをするのですが、たった1時間するだけでも活力が湧いてくるのです。皆さんもたくさん遊んで楽しく過ごした日は、「また明日から頑張ろう」と思っているはずです。

未経験のことにも、どんどん挑戦していきたいですね。フルマラソンやトライアスロンをライフワークにしている経営者は多いですよね。ですから私は意外性を狙ってダブルフルマラソンに挑戦しました。人はみんな自分の常識の輪の中で生きていて、私はその輪の少し外側にいたいと思います。私が人を巻き込めば、つられてその人の常識の輪も広がりますよね。そうすれば、できることも増えてより豊かな人生を歩めると思います。

2019年には日本記念日協会に申請をし、夏至の日が「仕事も遊びも一生懸命の日」に制定されました。なぜ夏至の日かというと、一年で昼の時間が長く、遊びに費やせる時間も多いからです。皆さんも仕事はもちろん、遊びにも一生懸命向き合ってください。

■プロフィール

1972年生まれ、福岡県出身。インテリアデザインの専門学校を卒業後、日新工業株式会社に入社。1999年に株式会社クリスティに転職。2012年に独立をし、富士企画株式会社を設立。創業者社長の逝去に伴い、株式会社クリスティの代表取締役に就任。以後、2社の代表取締役を兼任。

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