「お口ポカン」防止トレーニングで、子どものお口の悩みに貢献。

2025/08/01
マガジンサミット編集部

私は今、オンラインで日本全国のママさんの支援をしています。家にいながらも、子育てしながらママさんの子どもにまつわるお悩みを解決すべく、ZOOMを使ってサポートさせていただいています。

MFTという言葉を聞いたことがあるでしょうか。主に歯科領域で使われる言葉になりますが、日本語でいうと「口腔筋機能療法」のことです。唇を含め、お口周りの筋力が弱いと、口を閉じ続けられない状態になります。そして、舌が下にあることが多い状態(低位舌という)だと、本来の鼻呼吸ではなく口呼吸をするようになってしまうのです。

もともと舌の先は上顎のスポットという場所にあるのが理想です。スポットは上の前歯の裏側あたりで、本来舌は歯に当たりません。生まれたての赤ちゃんはみんな元々しっかり舌がこのスポットについているはずなのですが、抱っこの姿勢やミルクや母乳の飲ませ方、哺乳瓶の形、離乳食の食べさせ方、食事の形態、寝る時の姿勢や寝具など、さまざまな要素によってスポットにつかなくなってしまいます。

常に口が開いているこの状態を私たちは「お口ポカン」と呼んでいます。MFT(Myofunctional Therapy/口腔筋機能療法)とは、舌や唇、頬など口腔周囲の筋肉の機能を改善が期待できるトレーニング法です。私はこのMFTを用いてお口の状態を見ながら「お口ポカン」の改善に努めています。しかし、このMFTを導入している歯科医院がまだまだ少ないのが現状です。

私はオンラインや対面セミナーで歯科医院にMFTを教える仕事をしています。今も変わらずそのセミナーは開催しているのですが、お子さんの「お口ポカン」に気付いていないママパパが多く見受けられます。お子さんの「お口ポカン」に気付いていなければ、歯科医院にかかるのも遅れます。

仮に、常に口が開いていると気づいたとしても、何がどう悪いのかを知らなければ、歯科医院に行く必要性も感じないですよね。また、「うちの子、口が常に開いているからお口ポカンに当てはまっている」と気づいて歯科医院に行ったとしても、その歯科医院がどれくらいの規模でMFTに取り組んでいるかは医院によってさまざまです。

そこで、2024年の2月に私はInstagramで「@irina_kosodate」というアカウントを立ち上げました。子どものお口にまつわる悩みを抱えるママさん向けに発信をしつつ、希望される方には月に1回、合計で約1年間、お子さんのお口のトレーニングを習い事感覚で受けていただいています。全て自宅からオンラインで完結する上、道具などの購入もなく、お家にあるものを使ったトレーニングを1カ月に6個程度お伝えし、毎日行っていただいています。

お子さん達には毎回変わるトレーニングを楽しんでもらいたいのと同時に、ママパパは移動がないのでお家で楽に受けることが可能です。特に忙しいママさんからは「開始直前まで家事ができる」と喜びの声もいただいています。

私の活動をもっとたくさんの方に知ってもらいたいですし、何より必要としている方に届いていないであろうこの現状をもどかしく思います。これからもっと必要な方に届くようMFTを続けていきたいと思います。子どものお口や食べ方のことでお悩みのママは、お気軽にInstagramにDMお待ちしております。

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