宮藤官九郎の対談番組Innovative Loungeに株式会社Beau Belle代表・山瀬堅司氏が登場。「何事も“欲を持つこと”が大事」

2022/06/14
マガジンサミット編集部

脚本家、俳優、ミュージシャンと、様々な分野で活躍する宮藤官九郎さん。TBSラジオ「Innovative Lounge」では、その宮藤さんとビジネスシーンでイノベーションを起こしている経営者たちが対談を行っています。

今回は、宮藤さんと株式会社Beau Belle 代表取締役社長 山瀬堅司さんの対談をご紹介。山瀬さんは、理美容業界を経ていくつかの業界で経営してきました。

宮藤官九郎さん×山瀬堅司さん対談

宮藤:株式会社Beau Belleさんは、名古屋にある会社で、どういった事業なんでしょうか?

山瀬:内装工事やリフォーム。建築関連の仕事をやらせてもらっています。

宮藤:現在の会社は2015年に設立したそうですが、経歴を拝見すると、なんと理美容室をされていたり、レストランの店長をされていたり。いろんなことをやられていたんですね。

山瀬:そうですね。いろいろ経験しました。

宮藤:最初は何をやられていたんですか?

山瀬:理美容業界に入り国家資格を習得しました。見習いの時は、本当に給料が安かったんですよ。

若い時に「稼ぎたい」気持ちがすごくあって、それで頑張って自分の店を持ったはいいんですが遊びに行きたいのでお金を使ってしまうんです。それでいつも火の車になってましたよ(笑)

ちょうどその頃、バブルの流れで僕の友達が建設業を立ち上げたてうまくいったものですから内心羨ましく思っていたら「一緒にやろう」って誘われたので、なんとかそっちに行きたいなと思って、お店を売却して建築業界に入っていきました。

宮藤:建築のほうに?

山瀬:はい。入ってみたらものすごく順調で、本当に稼げたんですよ。だから、少し天狗になってましたね(笑)。

宮藤:それは何歳で?

山瀬:24ぐらいです。で、結局バブルがはじけて全部飛んじゃったんで、バブルがはじけるまでに1年半ぐらいしかなかったんですよ。だから、1年半いい思いをしてあとは下り坂ですね。

宮藤:うわー。短いですね。それでその後は?

山瀬:お金も無かったんですが、若いので全然悲壮感は無くて、あっけらかんとしていました。

宮藤:その後は?

山瀬:その後に、レストランの店長をやっているんですね。

山瀬:それで、レストランを3年ぐらいやったんですね。でも、料理は何も作れないですよ。

宮藤:でもまだ20代ですね?

山瀬:そうです。20代から30になったぐらいですね。

宮藤:それで、内装工事とか設備工事のほうに戻るのはいつぐらいなんですか?

山瀬:それが32ぐらいですかね。やっぱり、レストランの店長をやっている時はサラリーマンですから、全然面白くないんですよね。定額をもらう一般的には安定していていいのかもしれませんが僕はあまり安定に興味がなくてやったらやっただけ欲しいと思う気持ちがどうしても先に立ってしまいます。

宮藤:安定は求めてないんですね?

山瀬:そうなんですよ。守る家族がいるわけじゃないので、どうしても「上を目指したい」というのがあって、「どうしたら稼げるんだろう?」っていつも考えていました。

宮藤:そうなんだ。

山瀬:一度バブルで良い思いをしてますし(笑)

宮藤:今の会社の話をお伺いしますが、「排水の潜在的な悩み」を解決する『trapo(トラポ)』というものを作ったと。そもそも、その「排水の潜在的な悩み」って何ですか?

山瀬:結局「潜在的な悩み」は、みなさんが気付かれてないものでして。宮藤さんでもあると思うんですけど、「虫がどこかから入ってきた?」とか。

宮藤:虫ね。家の中にね。

山瀬:「コバエがいる」だとか、「でもどこから入ってきたかわからない」とか、「ゲジゲジがいた」「ゴキブリ、ムカデがいた」だとか。そういう経験って必ずあると思うんですよね。

宮藤:ありますね。

山瀬:それが、たいていの方は綺麗に掃除されているので「外から侵入してくる」と思われているんですよね。

宮藤:え、違うんですか?

山瀬:違うんです。これが、ほとんどは排水管なんですよ。

宮藤:ええっ!今言ったやつ全部そうですか?ゴキブリも?

山瀬:そうです。

宮藤:排水管から来てるんですか。

山瀬:排水管です。

宮藤:じゃ、下から来てるってことですね?排水口から上がってきてる?

山瀬:そうです。

宮藤:排水口から上がって来てるところは見たことないですけど。

山瀬:見たことないですよね。当然、ゴキブリ・ムカデは夜行性なので、真っ暗じゃないと出てこないものですから。あと、虫でも垂直には上がりにくいんですよ。コバエとかは飛ぶものですから入って来れますがゴキブリやムカデは体が重いこともあり、お風呂とか洗濯パンとか排水管が横向きになっているところが入りやすいんです。

宮藤:へえ。気を付けよう。

山瀬:でも、気を付けようがないです。

宮藤:なぜですか?

山瀬:結局、防げないんですよ。排水管に水が無くなってたら入ってきてしまうので。しかも頻繁に水は無くなっているし、無くなったことに気付けないんです。

宮藤:えっ。じゃ、どうすればいいんですか?

山瀬:trapo「トラポ」を付けるしかないんです。

宮藤:trapo「トラポ」ってなんですか?(笑)

山瀬:実際にお持ちしました。

宮藤:あっ、筒状のものですね。

山瀬:これはキッチン用なんですけど、このtrapo「トラポ」をトラップの下に付けるだけです。

宮藤:下?要するに、キッチンの排水口の下ってことですか?

山瀬:そうです。シンク下の収納扉を開けたら通常どこのご家庭にも封水トラップがあります。そのトラップの下にこのtrapo「トラポ」を付けるだけです。

宮藤:なぜそれを付けると虫が入ってこないんですか?

山瀬:中に弁が付いているんですよ。

宮藤:あっ、本当だ。なんて言えばいいんだろう。弁で、排水はできるけど、逆流はできない。入れない感じですね。一方通行になるってことだ。

山瀬:そうです。逆流できない。ただ、当然、空気は圧力の変動があるので上がってきます。ただ、空気は抜けれるので問題ない。圧力が調整できるんですよ!

宮藤:なるほど。

山瀬:だから、今までは上がって来る悪臭や害虫が、ほとんど室内に入ってきます。

通常は水で蓋をしているものですから、出てきた空気は出っぱなしだしその悪臭の中にウィルスなども含まれます。悪臭・ウイルス・害虫は入り放題なんですよ。trapo「トラポ」を付けると調圧機能があるので、ほとんどが防御できます。

宮藤:弁で蓋をするから上がってはこない。しかも透明の弁ですね。

山瀬:そうです。弁があるので、悪臭・ウイルス・害虫は入れないんですよ。

宮藤:良い商品ですね。

山瀬:ただ、先程言った「排水の潜在的な悩み」に、みなさん気付いていないので。

宮藤:そうか。「虫がいるのは外からだ」って思ってるから。それはどうやって教えてあげるんですか?

山瀬:それを宮藤さんになんとか…(笑)

宮藤:なるほど。宮藤さんに言ってもしょうがないですけどね(笑)でも、広めたいですよね。みなさん、外から入ってきていると思っている虫は排水口から入ってきますと。そして、それを入ってこなくするためには「trapo」「トラポ」っていう商品を使ったほうがいいですよ!っていうことを。わかりました(笑)

宮藤:それで、山瀬さんが事前アンケートに「何事も“欲を持つこと”が大事」だと感じているということですが、具体的にはどういった感じですか?

山瀬:僕の場合はお金の欲なんですよね。それが目的になって、自分を突き動かす原動力になるので。やっぱり欲が無いっていうのはダメなことだと僕は思っているんですね。無欲が美だと思われてるじゃないですか。でも、僕に言わせると、無欲の人はただの怠け者だと思います。

宮藤:ああ。

山瀬:営業もそうですけど、営業してたくさん売って自分だけは年収2000万円取るんだとか、そういう意欲で仕事をやるわけですよね。

宮藤:お金が欲しいだけじゃなくても、「褒められたい」とか、なんでもいいですよね。

山瀬:もちろんお金に対する欲だけではないですからね。達成感でもいいですけど。やっぱり「到達する」それは、お金じゃなくても全部欲ですから。

宮藤:そうか。お金の欲だけじゃなくてね。

山瀬:そうです。僕の場合はお金ということですが、そこには大前提としてお客様が喜んでくれるということが含まれます。喜ぶ人がいなくては仕事自体が成り立ちませんからね。

宮藤:ありがとうございました。株式会社Beau Belle 代表取締役社長 山瀬堅司さんに伺いました。

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