「クラフトコーラ」という名前を聞いたことがある人はどれぐらいいるだろうか。クラフトコーラとは、原材料や製造方法などにこだわって作られたオリジナルのコーラのこと。大手飲料メーカーからも販売されており、今では個性あふれる商品がスーパーやコンビニにも並ぶようになった。
なかでも、雑誌などにも取り上げられている商品、15ichigoの「愛媛柑橘のクラフトコーラ」が大人気。今回は、そのクラフトコーラを試飲させてもらったので、皆さまに美味しさをお届けしたい。
愛媛柑橘のクラフトコーラは、愛媛産柑橘(みかん・伊予柑・レモン)と11種類以上のスパイスを調合して作られた、クラフトコーラシロップ。箱から取り出すと、手のひらサイズのビンが登場。みかんのひと房を連想させるロゴがなんともかわいらしい。
シロップの色は、一般的なコーラよりオレンジがかっている。総重量の67%以上の愛媛産柑橘を使用しているというので、納得である。ビンの底を覗くと、ブラックペッパーなどのスパイスが沈殿しているのがわかり、クラフト感に胸がはずむ。
まずは、王道の炭酸水割りで楽しむことに。さっそくグラスに注いでみると、柑橘系の爽やかな香りと、シナモンとカルダモンが混ざったようなシャープでスパイシーな香りがふんわりと広がる。
せっかくなので、おしゃれなクラフトコーラに合うようにスライスみかんをトッピング。炭酸水とシロップを7:3の割合で混ぜて、完成!はたしてお味は…?
一口飲むと、キリっとしたスパイシーさと柑橘系の甘さが同時に広がる。最初はスパイスの衝撃から「なんだこれは!?」と驚くのだが、しっかり味わうと「たしかに、コーラだ!!」と理解できるようになる。スパイシーではあるものの、ベースには柑橘系の甘みがあるので、小さいお子さんでもおいしく飲めるのではないだろうか。
続いて、バニラアイスにシロップをかけていただく。大さじ1杯くらいシロップをかければ完成!バニラとクラフトコーラは合うのだろうか……。
恐る恐る口に含むと、……うまい!!!!めちゃくちゃ合うではないか!近い味だと感じたのは、チャイティーラテだ。スパイシーさにバニラの豊かな甘さが加わり、かなり親しみやすい味になっている。おしゃれで上品なアレンジなので、デートや女子会で人を家に招くときにおすすめできる。
今回は、炭酸水とアイスと組み合わせたが、コークハイにしたりヨーグルトにかけたりしてもおいしくいただけるのだとか。残りのシロップで他のアレンジにもチャレンジしてみようと思う。
ちなみに、15ichigoの「愛媛柑橘のクラフトコーラ」には、品質や味には問題ないが、傷や大きさ違いで廃棄になってしまう規格外品を使っているのだそう。廃棄品でもおいしくなることを子どもたちに伝えていきたいという生産者の想いが込められているのだ。
子どもから大人まで楽しめるおいしさと環境への優しさを実現している愛媛柑橘のクラフトコーラ、みなさんもぜひ試してみて。