チーズやオリーブオイルなど新たな魅力を知れる。FOODEX-JAPAN2024のEUパビリオンブースではEU産農産品を使った著名なスターシェフによるライブクッキングショーを開催!

2024/03/08
マガジンサミット編集部

アジア最大級の国際食品・飲料展であるFOODEX-JAPANが東京ビッグサイトで開催され世界中の食が集まった。そこには欧州連合(EU)のブースもありオリーブオイルやチーズなどEU産農産品の試食コーナーやライブクッキングショーが行われEU加盟27カ国の様々な食材を紹介した。

当日のブースでは公式オープニングセレモニーが開催され、ジャン=エリック・パケ駐日EU大使が次のようにコメント。

「本日は約300種類以上のよりすぐりのEUの食が展示されています。日本とEUは友情と信頼で結ばれた関係で、お互いにお互いの食が大好きです。更にはEPAが(Economic Partnership Agreement)が結ばれ5周年となり、日本とEUの関係が更に強化されています。本日のEUパビリオンのテーマは「パーフェクト・マッチ」です。政策的な意味と日本の食文化とEUの食文化がパーフェクトマッチしているという意味があります。 今回のブースではEUの多様性、そして食をぜひ楽しんでいってください。」

その後、テープカットや関係者との乾杯などセレモニーが行われた。

そして日欧の著名なスターシェフであるドミニク・コルビ氏と植木将仁氏によるライブクッキングショーを開催。2人は長年の友人でもあるそう。

午後の部には植木将仁氏がライブクッキングショーを務めた。植木氏は「フレンチの鬼才」の異名を持ち、フランス修業後、東京都内レストランにて料理長を勤めた後、独立。表参道「レストランJ」のオーナーシェフ、軽井沢「MASAA’S」銀座「Restaurant MASA UEKI」など多くの店舗を手掛けている。

ライブクッキングショーではEUの選りすぐりの食材や調味料、そして国産の食材を使用して日本とEUのパーフェクトマッチを表現する一皿を生み出した。

今回、作った料理は「国産グリーンアスパラのグリルモッツァレラチーズの入ったグリーンタップナードとフランス産生ハム添え」。下記のEU食材を使用している。

・ジャンボン・ド・バイヨンヌハム PGI(フランス)

・カンパーナ地方水牛のモッツアレラチーズ PDO(イタリア)

・オリーブタプナード (フランス)

・エクストラバージンオイル (ポルトガル)

・モデナ バルサミコ酢 PGI(イタリア)

※PDO(原産地呼称保護)・PGI (地理的表示保護)

さらに佐賀県産のアスパラガスと静岡県産のアメーラトマトを使用。

ポルトガルのエクストラバージンオイルをフライパンに入れ、植木氏がお店でも行っているように、低音でじっくりスチームしたアスパラガスをソテーしていく。更には実際にお店でも使っているというマルタ島の塩を振りかけた。この塩はマルタ島で1年かけて作られた四角い塩で肉や野菜の素材の味がグレードアップすると教えてくれた。

タップナードソースは植木氏が南フランスで修行していた頃によく使っていたそう。オリーブにアンチョビ、ケッパー、オリーブオイルを混ぜ合わせた万能調味料だと語る。それにモデナのバルサミコ酢やイタリア産の水牛のモッツアレラチーズを合わせた。

伝統工芸を大切にしている植木氏。今回は輪島塗りの器を用意し 、料理を美しく盛り付けた。正しく洋と和の融合で、素材の味を生かした上品に美味しく食べられる1品に仕上がっていた。

ライブクッキングショーで作られた料理は実際に試食もでき、ブースではその他、ワインやビールなどの試飲もできた。選りすぐりの美味しいEU食材を食べることができ、まるで海外旅行にきたような気分で、多くの人が欧州連合(EU)のブースを楽しんでいた様子だった。

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