独特の牛肉文化が残っている岡山県 津山地域の魅力とは?ご当地肉グルメも期間限定で食べられる「岡山県 津山の干し肉フェア」も開催

2023/03/02
マガジンサミット編集部

岡山グルメというと「白桃」や「マスカット」などフルーツを思い浮かべる人も多いだろう。しかし岡山県の北部に位置する津山市は知る人ぞ知るお肉の聖地と呼ばれている。日本では天武天皇が675年、仏教の教えにより肉食禁止令を出して以降、江戸時代になるまで、1000年以上に渡り、一般の日本人の間では肉食、特に牛馬豚を嫌悪する風習が定着していた。しかし、近江彦根藩(滋賀県)と津山藩だけは、薬として食べる「養生食い(ようじょうぐい)」が認められていたのだ。そんな歴史的背景から津山の肉文化は深く庶民に根付いている。つやま和牛もあり月に出荷数が少ない希少なお肉となっているが高品質なお肉もある。

そんな独特の食肉文化を持つ岡山県津山の自慢の牛肉・干し肉料理が楽しめる「岡山県 津山の干し肉フェア」が2023年3月1日〜14日まで「とっとり・おかやま新橋館」で開催されていて次に紹介する津山の肉料理が実際に食べられる。

■津山ホルモンうどん 1,400円

2011年のB-1グランプリでシルバーグランプリを獲得し全国でも愛されている津山の名物肉料理。市内50店舗以上の鉄板焼店、焼肉店で提供されているご当地グルメで中には50年以上前から提供しているお店もあるほど。鉄板でミックス牛ホルモンに玉ねぎや長ネギ、うどんを加えて味噌や醤油ベースの秘伝のタレを絡めた焼きうどんだ。甘じょっぱい濃厚うどんにジューシーなホルモンが加わり止まらない美味しさのB級グルメ。

■干し肉 1,100円

牛肉を細長く棒状に切り、塩を揉み込んだ後、乾燥させて保存し、火で焼いて食べられていた郷土の歴史ある保存食。現在では酒のおつまみや津山を代表する土産、贈答品にもなっている。主にもも肉が使用され、脂身も少なく、噛めば噛むほどに肉の旨味が広がる。ジャーキーと違って、程よい柔らかさも特徴で地元では七味やマヨネーズをつけて食べることもあるそう。

■牛肉の煮こごり 700円

牛のすじ肉・アキレス・テールといった部位とネギをとろ火で何時間も煮込み、スープ状になったものを冷やしてかたまらせたコラーゲンたっぷりの肉料理。プルプル食感でしっかりとしたお肉の旨味が広がりお酒にも合う。

■ヨメナカセ 1,000円

津山地域での牛の心臓の大動脈の呼び名で一般的には「ハツモト」と呼ばれている部位。1頭で100gくらいしか取れない希少部位になっている。塩・コショウまたはしょうゆで味付けされていて、味は比較的、淡白だがコリコリとした食感と共にこちらもお酒に合う1品。
 

■牛そずり鍋 1,400円

そずりとは削るという意味の方言。牛の骨からそずり落とした肉とごぼうやニラ、豆腐などの具材と一緒に醤油ベースの甘辛な鍋だしでとろとろに煮込んでいる鍋料理。透明なスープだが、しっかりと肉の出汁の旨味が凝縮されていてスープが美味しい。骨周りの肉のため肉には歯応えがあるが、この肉出汁で野菜も美味しく食べられる鍋だ。また最後はやきそばの麺を入れて食べるのが津山スタイル。

「岡山県 津山の干し肉フェア」

https://www.torioka.com/hoshinikufair/

 

岡山県津山市の見所としては津山城がある。また「日本桜名所100選」にも選ばれいて、これからの季節、桜祭りなどで賑わう。

城東地区は平成25年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、近年では古民家を改装したカフェや食事処、宿泊施設などの魅力的なスポットも増えている。

城西浪漫館などがある城西地区は令和2年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、津山市は県内で初めて2ヶ所の重伝建地区を持つ自治体になった。

他にも四季折々の自然や国内に現存する中で2番目の規模を持つ「津山まなびの鉄道館」もあり国内外の人々を魅了している。

このように岡山県 津山では自然やグルメを楽しめる観光スポットになっている。東京近郊にお住まいの方はまずは東京で岡山県 津山の肉文化の味を楽しんでみてはいかがだろうか。

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