心理学的に人間をいくつかのタイプに分類して、相手のタイプを知ることで仕事で成功する、恋愛を成就させる、コミュニケーションを円滑にする、…
こういった類の指南書、心理学本、これまでに数多出版されており、時にブームを巻き起こしてまいりました。「動物占い」ブームなどもございました。
ちなみに、少々前になりますが「月曜から夜ふかし」(日テレ系)で進化した「動物占い」を紹介されておりましたが、こういった性格のタイプ分けは、業界用語でいう「腐らないネタ」なのでございます。「性格診断」は、形が変わっても永遠の人間の欲求なのでございます。
そんな性格診断業界が今、ザワついているとかいないとか…
その噂の性格診断がこちら。
「苦手な人を消してしまえる禁断の気質学―相手を思いどおりに操る4つの力」(著:井上 由美)
本のタイトルがゴイスーでございます。「苦手な人を消してしまえる」…。もちろん、ゴルゴ13に依頼するわけではございません。昭和なたとえで失礼いたします。この“気質学”を使えば、苦手な人も思い通りに操れる、つまり苦手な人でなくなるのだとか…。
「気質は人がそれぞれ生まれ持っているエネルギーで、人間の気質は4つに分類され、自らの気質と相手の気質を知ることで、人間関係、仕事、恋愛、家庭のトラブルがすべて解消します」と、本の帯にも書かれております。
と、言われても…
この気質学、どれだけ当たるのか?どんな効果があったのか…実績が気になるところでございます。実はこの“気質学”、心理学の専門家が提唱されているのではございません。
様々な分野で大成功を収めた企業家が、自身の成功体験と資格を持つNLP(人間心理とコミュニケーションの学問)のノウハウから作り上げたメソッドなのでございます。
では、「気質学」を生み出したその企業家とは一体どういう人物なのか…
井上由美。3歳から日本舞踊と詩吟を学ぶ。幼稚園で人生初の退学。専門学校では入学するが、早々に有名下着メーカーから内定をもらい中退。18歳で日本舞踊の師範。21歳でミス小樽にも。その頃、ラリーのカーレーサーとして女性で初めて優勝。
その後、ビジネスチャンスをつかむため商人の町、大阪へ。大手自動車メーカー日野自動車で日本初大型車両の女性営業マンに抜擢。日本初の大型車両の女性セールスマンとしてトントントントン♪業績を上げ、マスコミでも話題に。ところが突然、美容師になりたいと思い立ち日野自動車を退職、美容の世界へ。
33歳で美容師の免許を取得、フリーのヘアメイクアーティスト、美容学校の教員に。さらに、44歳で渡米。NLP 心理学創始者リチャードバンドラー博士よりトレーニングを受け、米国 NLP協会認定トレーナーとして活躍。
その後、事業を起こし、2008 年株式会社オードリーコーポレーション 代表取締役に就任。2011 年 一般社団法人国際ライセンスマネージメント機構の代表理事に就任。現在は、数々の大手企業の人材育成コンサルタント、新規事業の企画施行を手掛け実績を残されております。
そんな数々の分野で成功をおさめてきた実績を持つ企業家の経験をもとに作り上げられた“気質学”は、これまでの性格診断とは、一味違うのでございます。
性格診断ファンの方はもちろん、お仕事、恋愛などなどお悩み中の方は、ご体験されてみてはいかがでしょう。