『TVガイド』を出版する東京ニュース通信社と向田邦子賞委員会が主催する、優れた脚本作家に贈呈される第34回「向田邦子賞」が5日発表され、藤本有紀さんが受賞されました。
受賞作品『ちかえもん』
NHK総合にて2016年1月14日~3月3日に放送された木曜時代劇『ちかえもん』が受賞。
受賞理由は「ちかえもんは、近松門左衛門と『曾根崎心中』を洒落て茶化して一遍の黄表紙本に仕立て上げた快作です。大阪弁の遊びがまことに面白く、言葉を操って虚を実にし、実を虚に見せる技は申し分が無い。この筆力に敬意を表し、本年度の向田邦子賞を贈ります。」というもの。
藤本有紀氏プロフィール
1967年兵庫県出身。テレビドラマの主な脚本は、「ラブ・レボリューション」(2001年 フジテレビ)、「花より男子」(2005年 TBS)、「ギャルサー」(2006年 日本テレビ)、連続テレビ小説「ちりとてちん」(2007年 NHK)、土曜時代劇「咲くやこの花」(2010年 NHK)、大河ドラマ「平清盛」(2012年 NHK)、土曜ドラマ「夫婦善哉」(2013年 NHK)など。
向田邦子賞とは
故・向田邦子さんがテレビドラマの脚本家として数々の作品を世に送り出し活躍してきた功績をたたえ、現在のテレビ界を支える優秀な脚本作家に送られる賞として、1982年に制定されたもの。