結婚したい若い男性が増えているそうです。確かに若い男性が結婚生活への憧れについて熱く語る姿を時々見かけます。彼らはなぜ、そんなにも結婚を夢見るようになったのでしょう。
5人に1人が結婚しない
実は国立青少年教育振興機構が2015年に行った調査によると、結婚したくない20代女性が12.9%に対し、20代男性が21.6%と、男性のほうが結婚を望んでいない様子。なんと5人に1人が結婚したくないと回答しているのです。これは生涯未婚率の数字と重なります。生涯未婚なのは女性が10,6%であるのに対し、男性は20.1%、つまり実際に5人に1人が一生独身を貫くのです。まさに宣言と大差ない数値です。
けれどMORE2018年1月号には、「最近「男子こそ」結婚したがっているんです!」という記事があります。
どういうことだろうと読んでみると、独身未婚男性200人にリサーチしたところ結婚したいと答えた人が73%いたのだそうです。しかしその一方で結婚したくないと答えた人は14%、今はまだ結婚したくないという人が13%、合わせて27%もが結婚に尻込みしている事実が見えてきます。
子どもが欲しい男子たち
とはいえ私の周りでも若い男の子たちが「早く結婚したい」と言うのをよく聞きます。彼らに聞くと「早く自分の子どもが欲しい」というのです。だって子ども可愛いでしょ、と。そして彼らは口を揃えて、女性は子どもを産んでくれればそれでいい、子どもは自分が育てるから、なんなら主夫になってもいいから、とも言うのです。
MOREでも、男性たちの結婚したい理由の1位は「家庭・子どもが欲しい」でした。昔は女性のほうが「愛する人の子どもが欲しい」と願ったものですが、今は仕事が楽しくてなかなか結婚に目がいかないという女性も多くなりました。なので、子どもが欲しいという男性は、自分が主夫になってもいい、とまで思いつめるようになったのです。
また、経済的な理由で結婚を考える男性も少なくありません。「2人で住んだほうが家賃もかからないし、共働きなら生活に余裕もできる」などと考えるほど、生活が大変なのかもしれません。男性の気持ちを結婚に持っていくためには「子ども」と「経済的にラクになる」の2つのキーワードを使うのがいいのかもしれませんね。