キリンホールディングスは、同社が発見した「プラズマ乳酸菌」を通じて免疫ケアを啓発する「キリンのプラズマ乳酸菌で免疫ケア」プロジェクトの一環として、全国の社会人に新生活期の体調に関する調査を実施。15日に結果が発表され、7割が新生活期に「だるさ」や「睡眠不足」などの不調を経験していることが判明しました。
1200人の社会人に「新生活が始まる時期(4月〜5月)に不調を感じたことがあるか」を尋ねたところ、71.1%が「新生活期に不調を感じたことがある」と回答。
その中でも、直近3カ月以内に職場において環境の変化がある人や、22年新卒社員は80%以上が「新生活期に不調を感じたことがある」と答え、特に不調を覚える傾向が強いとわかりました。「どのような不調を感じたか」という質問では、「不安感」「だるさ」「睡眠不足」が多くあがっています。
また、不安があると回答した人に「人間関係」や「健康面」の不安解消のためにやっていることを尋ねたところ、「積極的にコミュニケーションをとる」「よく寝る」「免疫にいい食品を意識して食べる」などの回答が多く見られました。
続けて「4月からの新生活において、例年とりがちな行動や置かれる環境」を尋ねたところ、64.4%が「初めて会う人との会話や挨拶」や「生活リズムの変化」「職場における業務・人間関係の変化」といった、ストレスの原因になりやすい項目をあげました。
さらに「仕事において、例年とりがちな行動や自身の傾向」を質問すると、同じくストレスの原因になりやすいとみられる「言いたいことを言えずに我慢してしまう」「過去の失敗を思い出し、また失敗すると不安になる」といった項目が上位になっています。
産業カウンセラーの渡部卓さんは、こうした結果を受けて、新生活期はストレスの原因になる要素が多く、季節の変わり目による寒暖の差なども合わさって、体調を整える「免疫」の低下リスクが高まると指摘しています。
渡部卓さんは、「社会人の中でも、春に変化のある人や新卒社員の皆さんは、免疫対策として食品摂取への関心が高いことが示されました。これは私の予想を超えた高いスコアで少し驚きました」とコメント。
続けて「まずは朝食をしっかり食べ、夕食での暴飲暴食を避けるのが重要です。さらに体に良い栄養素が豊富でバランスの良い食品や、たとえばプラズマ乳酸菌などを含む食品群などを適切なタイミングで取り込む免疫ケア習慣が推奨されます。これらは、見えにくい『隠れ免疫低下リスク』を無理なく毎日少しずつケアすることにつながります」と解説。
プラズマ乳酸菌などを含んだ食品を積極的に摂取することが、免疫低下リスクへの有効な対策になるとしています。