ICT総研は18日、スマートホーム家電の利用動向に関する調査結果をまとめました。結果、現在使用されているスマートホーム家電はスマートスピーカーが圧倒的に多い一方、消費者が今後利用したいものとしてスマートライトやスマートリモコンに高い関心を示していることがわかりました。
スマートホーム家電は「インターネットにつなぎ、スマートフォン等で操作できることができる家電」を指します。今回の調査は、コンシューマ向けの「スマートホーム家電」(ホームIoT家電)の市場に着目し、インターネットユーザー3,226人を対象にアンケートを実施しました。
まず「スマートホーム」について「意味を把握している」とした回答者は26.7%、「聞いたことはあるが、意味は把握していない」とした回答者は41.4%。両者を合計すると、少なくとも「聞いたことがある」という回答者の比率は68.0%となりました。言葉の意味まで把握している回答者は3割に満たないですが、言葉自体は広く認知されつつある状況といえます。
また、いずれかのスマートホーム家電を利用しているとした回答者は426人。彼らに、スマートホーム家電を選ぶ際に重視した点を聞くと、「製品の機能・性能」が46.2%でトップ。以下、「価格」 44.8%、「クチコミの評判の良さ」 17.4%、「保証内容・保証期間の長さ」 15.5%、「メーカーのブランド力・認知度」 14.8%と続きました。
今回調査対象としたスマートホーム家電のうち、最も利用率が高かったのは、スマートスピーカー (12.5%)。以下、スマートリモコン(2.1%)、スマートライト(1.8%)、スマートプラグ(1.8%)、スマートセンサー(1.6%)となっています。
スマートスピーカーは、それ自体がスマートホーム家電であるだけでなく、他のスマート家電と連携させることで、スマートホーム家電の司令塔となる製品であるため、利用率が傑出したとみられます。スマートリモコンは家電のリモコンをスマートフォンやスマートスピーカーに集約するための製品、スマートライトはスマートフォンやスマートスピーカーで電球・ライトのオン/オフや調光ができる製品となります。
スマートスピーカーをブランド別に見ると、グーグル「Home」・「Nest」が利用率8.1%でトップ。アマゾン「Echo」 6.4%、LINE「CLOVA」 4.0%、アップル「HomePod」 3.9%と続きました。
スマートリモコンをブランド別に見ると、「+Style」が利用率1.4%でトップ。「Nature Remo」 1.0%、「SwitchBot」 0.8%と続きました。「+Style」は30代男性の利用率が高い傾向が見られます。スマートライトについても「+Style」が利用率1.3%でトップ。こちらは20代男性の利用率が高い傾向にあります。
現在、スマートホーム家電を利用していない回答者に対して、今後利用したいスマートホーム家電を聞いたところ、スマートライトが「1年以内に利用したい」 28.9%、「いずれは利用したい」 5.6%といずれもトップに。両者を合わせた「利用したい(合計)」は34.6%となりました。以下、スマートリモコン(合計31.4%)、スマートセンサー(合計 29.2%)と続いています。
多くの人がスマートライトやスマートリモコンなどに関心を示していますが、どの製品を選んだらいいのか消費者には判断が難しい部分もあります。迷った時は両製品でシェアトップになった、最先端のIoT製品を購入できる通販サイト「+Style(プラススタイル)」を参考にするのも有効といえるかもしれません。
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<調査出典「2021年 スマートホーム家電の利用動向に関する調査」より>
・調査対象:インターネットユーザー 3,226人
・調査方法:インターネット調査
・調査期間:201年3月5日から3月8日