子どもが自主的に歯みがきを続けることを目的としたIoTハブラシ「クリニカKid’s はみがきのおけいこ」を販売するライオンは、同製品を使うことで子どもたちの歯みがきに向き合う姿勢や生活がどのように変化したのかを調査。結果、子どもたちの約92%が歯みがきのスキルアップを実感したと回答し、保護者からも「子どもの成長が実感できた」という感想が上がりました。
同製品は小児歯科専門家の指導のもと、加速度センサーでハブラシの動きをセンシングできるアタッチメント本体に、「歯みがき」の大切さを理解してやりがいや上達を実感できる絵本型コンテンツのアプリを連動。子どもが自主的に「きちんとした歯みがき」を身につけることを実現する商品サービスとなっています。
今回の調査は、3~6歳の63名の子どもを対象に実施。「クリニカKid’s はみがきのおけいこ」を使用した満足度について調査したところ、35%が「とても満足している」、32%が「満足している」、22%が「やや満足している」と回答し、合計で約90%が満足している傾向にあると明らかになりました。
同製品を使用した子どもの「歯みがきのスキル」の変化に関して尋ねると、12.7%が「とても上達した」、30.2%が「上達した」、49.2%が「やや上達」と回答。全体で約92%が歯みがきスキルが上達を実感したと答えています。同製品の使用で採点される100点満点中、平均で11点の上達が確認され、最大で39点も上昇した子どももいました。
保護者からは「今までは何度も怒鳴って歯みがきをさせていたので自分たちから進んで歯みがきをしてくれる状況になった」「アプリをみながら、楽しそうに歯をみがいている。自分から歯をみがくようになった」といった声が寄せられています。
続けて「クリニカKid’s はみがきのおけいこ」を他の人におすすめできるかと質問すると、17.5%が「とてもおすすめできる」、39.7%が「おすすめできる」、28.6%が「ややおすすめできる」と回答。全体で約86%がおすすめできると答えました。
鶴見大学歯学部の朝田芳信教授によると、コロナ禍によって「間食や飲食機会の増加」や「時間の不規則化」「マスク着用による口呼吸の増加」など、子どもたちがムシ歯になってしまう要因が増えつつあるそうです。
その一方、朝田教授は「お家時間の増加はムシ歯にとってマイナスなことだけではなくプラスな面もあります」と指摘。「今まではなかなか確保できなかった親子の歯みがき時間が、お家時間が増えたことにより確保できるようになった家庭も多いのではないかと思います。この親子の歯みがき時間は親と子どもがコミュニケーションを取る、有意義な時間として活用することができます。お家での歯みがきを定着させるためには、お家の中にいる時間で『歯みがきタイム』を上手く利用して習慣化していくことが大切です」と呼び掛けています。