【レポ】ゴミを投票券に?渋谷ハロウィンで「イモトのWiFi」が不思議な清掃活動

2018/11/01
マガジンサミット編集部

連日、ニュースになっている渋谷ハロウィンのゴミ問題。

実際、どのような様子なのか? 気になった編集部はハロウィン当日に渋谷駅で降りてみました。平日ということもあり、さほど盛り上がっていないだろうと高を括っていたのですが…

(か、帰えりたい…)しかし時すでに遅し、人波にのまれて流されるままに交差点方向へ。センター街は人が溢れかえり入ることが叶わず、牛歩状態で進むことができる道玄坂2丁目方向へと向かいました。

ゴミはどれくらい散乱しているのか

報道やSNSでの訴えが効いているのか、はたまた宵の口だからなのか、駅周辺やゴミ箱が設置されている場所以外での大きな散乱は見られませんでした。

よくみれば、仮装行列のなかにゴミ取集の籠を背負った扮装や、ゴミ袋を持って参加するコスプレイヤーさんがちらほらいます。個人や商店、企業などでボランティアを行なっているようです。

なかでも面白い取り組みをしていたのが、渋谷区に本社を置く「イモトのWiFi」でお馴染みのエクスコムグローバル株式会社(以下、エクスコムグローバル社)です。「イモトのWiFi」といえば、今や、待ち合わせの新名所ともなっているハチ公広場の巨大広告が有名ですよね。

ゴミが投票券に?面白企画でポイ捨を啓発

創業の地である渋谷をこよなく愛するエクスコムグローバル社は、ここ数年のハロウィンのゴミ問題に心を痛め、海外モバイルデータ通信サービスを提供する企業として、多くの外国人観光客が訪れる渋谷を少しでも綺麗に保ちたいと想っていたそう。

そこで始めたのが社内企画「部署対抗!ハロウィン仮装コンテスト」。道ゆく人々に、気に入った仮装をするチームが持つゴミ袋へ「空き缶」や「空き瓶」などのゴミを捨てて貰い、そのゴミの量で仮装No.1を決定します。

今回は営業部、業務部、マーケティング部から合計4チームが参加し「タイムズ渋谷宇田川町」にてゴミ袋を持って投票(=ゴミ捨て)を呼びかけました。

写真)ドリアンを被っているのが西村誠司 代表取締役社長!「イモトのWiFi」のTVCMに出演されているお馴染みの姿で登場。

ギリギリまで通常営業をこなし、そのまま仮装コンテストに参加した皆さんのテンションの高さが仮装よりも印象的?インタビューをすると「けっこうゴミ溜まってます!! 楽しんで活動できるのいいですよね!」と明るく答えて下さいました。

道ゆくコスプレイヤー達からは、「イモトちゃんと写真撮りたい!」や「来年はイモトの仮装とかありじゃない?」といった声も聞かれ、なるほど、制服に太眉(場合によっては、ワニなどの珍獣を抱える)というイモトスタイルは仮装しやすいという発見も。

「仮装の人気投票」というハロウィンならではの企画で「ポイ捨て」を防ぐとともに、参加者同士が愉しくコミニケーションをとりながら啓発にもつながる、とても素敵な取り組みだと感じました。

来年の渋谷ハロウィンは、はポイ捨てゴミが減り、そのかわりイモトの仮装が増える予感? ちなみに優勝したのは“営業部”さんでした。おめでとうございます!

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