今の7割で生きると暮らしがラクになる

2019/05/15
内藤 みか

最近は、モノを減らすことに燃える人が増えています。ミニマリストと言って、生活に必要な最小限のモノしか持たない暮らしをする人たちも現れました。少なすぎず多すぎず、いちばんちょうどいいのは今までの7割の量で生きていくことだという説があります。

今までの生活の7割の量で快適に

『ESSE』2018年6月号では、「溜めてる人の7割収納術」という特集記事があり、そこにはなんと片付けアドバイザーの石阪京子さんの解説が付いていました。年間貯蓄が0円だったのが100万円にアップした快適収納術が紹介されていました。

クロゼットの7割、本棚の7割など、棚のなかのものを今までの7割にすると、生活やスペースに余裕が出て、生活がより豊かになるそうです。確かに私たちはついつい棚をモノでいっぱいにしがちです、でもスペースに余裕を持たせることが、人生の余裕にもつながってくるのかもしれません。

目に見えないことも7割に

この「7割収納法」、面白いのは、棚だけでなく、金銭面にも応用できるということ。収納で7割減らすクセがつくと、他のものも自然とボリュームダウンさせることができるのだとか。たとえば今までの予算の7割で生活してみようかなという風に考えるようになるのだそうです。それならお金も貯まりそうですね!

7割という思考は、他のいろいろなことにも使えそうです。お腹いっぱいに食べるのではなく、腹7分目にしておけば、ダイエットにも効果がありそうですし、彼に毎日LINEを送りすぎているかもと気になった時には、送るメッセージを7割に減らして様子をみるなんてこともできそうです。

時間にも余裕が出る断捨離

先日筆者も大規模なクローゼットの断捨離を行いました。ガラガラになったタンスを見ると、とても気分が良く、クローゼット自体も気分よさそうにしているのがわかります。持っているものを減らし、身軽になると、着ていく服に迷って悩むことも減り、時間にも余裕が出てくることに驚きました。

時間に余裕ができると、部屋の掃除にも力が入ります。モノも少なくなり、掃除を頑張ったお部屋は、普段よりもずっとすがすがしく、心が落ち着くものでした。モノを減らすだけで心穏やかになれたので、断捨離の効能はかなりのものなのかもしれません。

 

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内藤 みか
この記事を書いた人

内藤 みか

作家/脚本家/イケメン評論家。著書80冊以上。ケータイ小説時代から電子書籍の自著も多数。脚本担当のラジオドラマ『婚活バスは、ふるさとへ』(YBS)が文化庁芸術祭優秀賞&日本民間放送連盟賞優秀賞。 ツイッター https://twitter.com/micanaitoh ブログ https://plaza.rakuten.co.jp/micanaitoh/

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