乳酸菌とは発酵によって糖を消費し乳酸をつくる菌の総称とされ、腸内環境を整えてくれる効果があったり、腸活や菌活といえば乳酸菌!と思う方も多いのではないでしょうか?
実は、新型コロナウイルスの拡大をきっかけに乳酸菌はニーズが拡大し、腸活だけではなくストレス緩和や睡眠の質向上という新たな効果の訴求により話題となりました。
乳酸菌とお肌の関係
近年では腸活以外でも注目を集めている乳酸菌ですが、実はお肌に対しても新たな可能性が見出されています。
そもそも腸内には「腸内フローラ」と呼ばれる多種多様な細菌が棲んでおり、この菌がバランスよく保たれることが結果的にお肌を内側から健康的に保つために重要なポイントとされているのです。
また、近年の研究結果ではお肌の表面には目には見えない「肌フローラ」と呼ばれる細菌が存在していることがわかり、この肌フローラにも乳酸菌が存在していることから、外側からお肌を保つためにも乳酸菌が重要であるとされています。
世界三大美女の一人として知られているクレオパトラも、実は定期的にロバのミルク風呂に入っていたとされ、絶世の美女といわれる要因だったのではと言われています。
乳酸菌がもたらすお肌への効果
乳酸菌とお肌の関係性はさまざまな研究がされており、中でもスキンケアにおいては乳酸菌による発酵で生まれる成分がお肌に高い効果をもたらすことが期待されています。
例えば、乳酸菌が発酵することで生成される独自の保湿成分や、保湿成分の代表格と言われるヒアルロン酸を作りだせるなど、乳酸菌由来の保湿成分を併用することで、より高い保湿力が得られることが報告されています。
皮膚科医推奨の「お肌の菌トレ HOW TO」
最後に、肌フローラを傷めないようにお肌の外側からの菌トレと、腸内フローラを整えるための内側からの菌トレポイントをそれぞれご紹介します。
お肌の外から菌トレポイント
01.洗顔で、皮膚をきちんと落とす
ニキビの原因にならないよう、泡を滑らすように丁寧に洗顔するのがポイントです。
02.たっぷりと保湿する
美肌菌の育成に直結する保湿。角質を整えることが菌活に繋がります。
03.肌に合う日焼け止めを毎日塗る
皮膚ダメージを防ぐサンケアも重要。外出の有無にかかわらず、毎日塗ることが推奨されています。
また、毎日の剃毛や垢すりなどは肌フローラを傷つけるNGケアは出来るだけ避けましょう。
お肌の内から菌トレポイント
01. 食生活を意識する
腸内フローラの多様性を保つため、米や大麦などの穀類を摂るのがおすすめ。
02. 運動習慣をつける
ストレッチやヨガなど、腸の煽動運動を促すことで便秘を解消し健康的な腸内フローラに導いてくれます。
03. ストレスコントロール
過度なストレスを生み出さないように、瞑想やリラックス入浴などでストレスコントロールを行うのもポイント。ストレスコントロールの習慣をつけることは現代人にとっても重要視されています。
腸活にもお肌にも注目を集めている乳酸菌。みなさんも身近な乳酸菌で菌活を始めてみませんか?