すっぴん爪
女性にとってもっとも理想的なのは「すっぴん」が美しいこと。それはネイルの世界でもトレンドになり、最近は「すっぴん爪」の注目度が上がっています。“すっぴん美容”に詳しい美容家の岡本静香さんに「すっぴん爪」がトレンドとなった背景や気になるケア方法についてお話を聞きました。
数年前からジェルネイルが人気となり、幅広い年齢層に支持されるようになりました。しかし、岡本さんによると「技術も進化しているので、一概に爪が傷んでしまうとは言えませんが、ジェルを塗布する前に爪を削ることが多いため、爪へのダメージにつながってしまう可能性はあります。実際に、ジェルネイルを継続していると、爪が薄く割れやすくなってしまったという声を聞きます」とのこと。爪へのダメージが気になるという人は少なくないようです。
岡本さんは「すっぴん爪」が新たなトレンドとなった背景について、「スキンケアと同じように、手や爪も毎日のルーティンとしてケアしていくことでどんどん綺麗になります。コスメで飾らなくても、自分の素材自体が美しくなることで気分も上がり、よりスキンケアや指先のケアに対しての意識が高まりますね」と語り、すっぴんを大事にすることで美容意識が高まっていくという利点を挙げました。
肌と同じく爪にも年齢による変化があり、岡本さんによると「水仕事や、紫外線を浴びること、乾燥などによっても爪にダメージが蓄積されていきます」とのこと。さらに「また、私は妊娠をしてから、いつもはピンク色の爪が紫にくすんでしまっていた時期がありました。つわりの時期に、運動ができずに食事が偏っていたことが原因だと思っています。血行不良になったり代謝が悪くなるなどの原因で、肌全体に影響があると言えるので、体の内側、外側の両方からできる範囲で丁寧にケアをしていくようにしています」と、生活環境や体調による変化についても語っています。
ここで気になる岡本さんのケア方法を深掘り。岡本さんは「数年前まではジェルネイルをしていましたが、次第に地爪を綺麗に見せたいと思うようになりました」と語り、「妊娠後は月に1度、ネイルサロンでケアのみ行っています。形を整えるだけではなく、ウォーターケアをして甘皮まで綺麗に処理してもらえます。続けていくうちに、地爪が健康的できれいになりました」と地爪の美しさを重視するようになった経緯を明かしました。
それ以降は「自宅でのセルフケアもしやすくなりましたし、マニキュアを塗る際にも土台が整っていると仕上がりが美しく、持ちも良いです」とのこと。
セルフケアの方法については「朝晩のスキンケアの際には、化粧水や美容液、乳液を顔だけではなく手にも塗り込んでいます。また、手を拭く時は柔らかいタオルを使うことで手へのダメージを軽減できます。爪を短く保つと、スキンケアの時にお肌を傷つけることを防ぐことができるのでおすすめです」と教えてくれました。
自宅でのケア
自宅でのケアに関しては、やはりケアアイテムの質が重要になります。
製薬会社である興和が販売する爪の浸透補修液「ディープセラム」シリーズは、爪を健やかにするために必要な成分が内部にまで浸透。就寝前に塗布するだけなので手軽に使うことができ、ローズの香りのディープセラムやクリーン成分を配合した足爪用がラインアップされています。
また、爪だけでなくしっとりなめらかな手肌を目指すならハンド用スクラブは必須。SABONの「ハンドスクラブ」は、細かく砕いたオリーブの殻を使用したマイルドなテクスチャーの天然スクラブが手肌の角質をやさしく取り除きながら、お肌を潤してくれます。
手の血行を促進するアテックスのグローブ型ハンドマッサージャー「ルルド ハンドケア」もおすすめ。15層のエアバックで手のひらはもちろん指の1本1本までエアーの力でもみだしマッサージをすることで、手全体の血行を良くして疲れを取り除いてくれます。ヒーターをオンにしたホットマッサージで、さらに気持ちよく癒してくれる機能も搭載されています。
質のいいケアアイテムを活用し、地爪と手肌でも「すっぴん美人」を目指しちゃいましょう!